10.41 V$SHARED_SERVER

V$SHARED_SERVERは、共有サーバー・プロセスの情報を示します。

データ型 説明

NAME

VARCHAR2(4)

サーバー名

PADDR

RAW(4 | 8)

サーバーのプロセス・アドレス

STATUS

VARCHAR2(16)

サーバー状態:

  • EXEC - SQLを実行中

  • WAIT (ENQ) - ロックされるまで待機中

  • WAIT (SEND) - ユーザーにデータが送信されるまで待機中

  • WAIT (COMMON) - アイドル状態でユーザーから要求があるまで待機中

  • WAIT (RECEIVE) - クライアント・アプリケーションにレコードが表示されるまで待機中

  • WAIT (RESET) - ブレーク後のサーキットがリセットされるまで待機中

  • QUIT - 終了

MESSAGES

NUMBER

処理されたメッセージの数

BYTES

NUMBER

全メッセージの合計バイト数

BREAKS

NUMBER

ブレーク数

CIRCUIT

RAW(4 | 8)

現在処理されているサーキットのアドレス

IDLE

NUMBER

合計アイドル時間(1/100秒)

BUSY

NUMBER

合計ビジー時間(1/100秒)

IN_NET

NUMBER

合計着信ネットワーク待機時間(1/100秒)

OUT_NET

NUMBER

合計発信ネットワーク待機時間(1/100秒)

REQUESTS

NUMBER

このサーバーの存続期間に共通キューから取り出された要求の合計数

BOUND_TIME脚注1

NUMBER

サーキットと共有サーバーがバインドされた時間(1/100秒単位)

BOUND_REASON脚注1

VARCHAR2(32)

共有サーバーとサーキットをアンバインドできなかった理由(簡単な説明)を提供します。

サーキットがサーバーにバインドされていない場合、この列は空になります。

サーバーがサーキットの処理を開始すると、BOUND_REASONは空になり、(現在のリクエストの処理が終了した後に)サーバーがサーキットのアンバインドに失敗しないかぎり空のままになります。

この列が空でない場合、サーバーとサーキットがアンバインドされると(つまり、別の共有サーバーへのセッション移行を妨げているリソースが解除されると)クリアされます。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

脚注1 この列は、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.1以降で使用可能です。