10.61 V$SQL_PLAN_STATISTICS_ALL

V$SQL_PLAN_STATISTICS_ALLは、SQLメモリーを使用する行ソース(ソートまたはハッシュ結合)のメモリー使用統計を示します。このビューでは、V$SQL_PLAN内の情報がV$SQL_PLAN_STATISTICSおよびV$SQL_WORKAREAからの実行統計と連結されます。
データ型 説明

ADDRESS

RAW(4 | 8)

このカーソルの親に対するハンドルのアドレス

HASH_VALUE

NUMBER

ライブラリ・キャッシュ内の親文のハッシュ値。2つの列ADDRESSおよびHASH_VALUEを使用し、V$SQLAREAと結合してカーソル固有の情報を追加できる。

SQL_ID

VARCHAR2(13)

ライブラリ・キャッシュ内の親文のSQL識別子

PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

このカーソルに対する現在のSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。

FULL_PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

このカーソルに対する完全なSQLプランの数値表現。あるFULL_PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。FULL_PLAN_HASH_VALUEは、複数のデータベース・リリースにまたがって比較することはできないので注意。下位互換性はない。

CHILD_ADDRESS

RAW(4 | 8)

子カーソルのアドレス

CHILD_NUMBER

NUMBER

この実行計画を使用する子カーソルの数。列ADDRESSHASH_VALUEおよびCHILD_NUMBERを使用し、V$SQLと結合して子カーソル固有の情報を追加できる。

TIMESTAMP

DATE

実行計画が生成された日時

OPERATION

VARCHAR2(120)

このステップで実行される内部操作の名前(たとえば、TABLE ACCESS)

OPTIONS

VARCHAR2(120)

OPERATION列で示されている操作のバリエーション(たとえば、FULL)

OBJECT_NODE

VARCHAR2(160)

オブジェクト(表名またはビュー名)を参照するために使用されたデータベース・リンクの名前です。パラレル実行を使用するローカル問合せの場合、この列はコンシュームされた操作からの出力順番を示す。

OBJECT#

NUMBER

表または索引のオブジェクト番号

OBJECT_OWNER

VARCHAR2(128)

表または索引を含むスキーマを持つユーザーの名前

OBJECT_NAME

VARCHAR2(128)

表名または索引名

OBJECT_ALIAS

VARCHAR2(261)

オブジェクトの別名

OBJECT_TYPE

VARCHAR2(80)

オブジェクトのタイプ

OPTIMIZER

VARCHAR2(80)

計画の最初の行(文)に対するオプティマイザのカレント・モード(たとえば、CHOOSE)。操作がデータベース・アクセス(たとえば、TABLE ACCESS)の場合、この列は、オブジェクトが分析されたかどうかを示す。

ID

NUMBER

実行計画のステップごとに割り当てられた番号

PARENT_ID

NUMBER

現行のステップの出力に基づいて動作する、次の実行ステップのID

DEPTH

NUMBER

ツリー内の操作の深さ(レベル)。レベル情報を取得するために、必ずしもCONNECT BY文(通常、PLAN_TABLE表からの行をインデントするために使用)を発行する必要はない。ルート操作(文)は、レベル0です。

POSITION

NUMBER

同じPARENT_IDを持つすべての操作の処理順序

SEARCH_COLUMNS

NUMBER

開始キーと停止キーを持つ索引列の数(つまり、一致する述語を持つ列数)

COST

NUMBER

オプティマイザのコストベース・アプローチによって見積られた操作のコスト。ルールベースのアプローチを使用する文の場合、この列はNULLです。

CARDINALITY

NUMBER

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成された行数の見積り

BYTES

NUMBER

コストベースのオプティマイザによる操作によって作成されたバイト数の見積り

OTHER_TAG

VARCHAR2(140)

OTHER列のコンテンツを説明する。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。

PARTITION_START

VARCHAR2(256)

アクセスされたパーティション範囲の開始パーティション

PARTITION_STOP

VARCHAR2(256)

アクセスされたパーティション範囲の終了パーティション

PARTITION_ID

NUMBER

PARTITION_START列とPARTITION_STOP列の値の組を計算するステップ

OTHER

VARCHAR2(4000)

ユーザーにとって有効な、実行ステップに固有のその他の情報。値の詳細は、「EXPLAIN PLAN」を参照。

DISTRIBUTION

VARCHAR2(80)

プロデューサの問合せサーバーからコンシューマの問合せサーバーへの、行の分散に使用されるメソッドを格納する。

CPU_COST

NUMBER

オプティマイザのコストベース・アプローチによって見積られた操作のCPUコスト。ルールベースのアプローチを使用する文の場合、この列はNULLです。

IO_COST

NUMBER

オプティマイザのコストベース・アプローチによって見積られた操作のI/Oコスト。ルールベースのアプローチを使用する文の場合、この列はNULLです。

TEMP_SPACE

NUMBER

オプティマイザのコストベース方法で見積もった操作(ソートまたはハッシュ結合)の一時領域の使用方法。ルールベースのアプローチを使用する文の場合、この列はNULLです。

ACCESS_PREDICATES

VARCHAR2(4000)

アクセス構造内の行の検索に使用する述語。たとえば、開始述語または停止述語は索引レンジ・スキャンに使用。

FILTER_PREDICATES

VARCHAR2(4000)

行の生成前のフィルタ処理に使用される述語

PROJECTION

VARCHAR2(4000)

操作により生成される式

TIME

NUMBER

オプティマイザのコストベース・アプローチによって見積られた操作の経過時間(秒)。ルールベースのアプローチを使用する文の場合、この列はNULLです。

QBLOCK_NAME

VARCHAR2(128)

問合せブロックの名前

REMARKS

VARCHAR2(4000)

注釈

OTHER_XML

CLOB

実行計画の実行ステップに固有の追加情報を示す。複数の情報を格納できるため、この列の内容はXMLを使用して構成される。次のものが含まれる。

  • 問合せが解析された対象スキーマの名前

  • EXPLAIN PLANを作成したOracle Databaseのリリース番号

  • 実行計画に関連付けられたハッシュ値

  • 実行計画の作成に使用されたアウトラインまたはSQLプロファイルがある場合は、その名前

  • 計画の作成に動的統計が使用されたかどうか

  • アウトライン・データ(同じ計画の再作成に使用できる一連のオプティマイザ・ヒント)

  • プラン表の行と適用可能プランのサブプランの関係を説明する追加データ。Oracle Database 12cでは、プラン表とV$SQL_PLANに特別な行が存在する。

EXECUTIONS

NUMBER

このカーソルが実行された回数

LAST_STARTS

NUMBER

前回の実行中にこの操作が開始された回数

STARTS

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、この操作が開始された回数

LAST_OUTPUT_ROWS

NUMBER

前回の実行中に行ソースによって生成された行数

OUTPUT_ROWS

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、行ソースによって生成された行数

LAST_CR_BUFFER_GETS

NUMBER

前回の実行中に一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。

CR_BUFFER_GETS

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、一貫性モードで取得されたバッファの数。通常、問合せの場合はバッファが一貫性モードで取得される。

LAST_CU_BUFFER_GETS

NUMBER

前回の実行中にカレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。

CU_BUFFER_GETS

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、カレント・モードで取得されたバッファの数。INSERTUPDATEおよびDELETEなどの文の場合、バッファはカレント・モードで取得される。

LAST_DISK_READS

NUMBER

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク読取り数

DISK_READS

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク読取り数

LAST_DISK_WRITES

NUMBER

前回の実行中に操作によって実行された物理ディスク書込み数

DISK_WRITES

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、操作によって実行された物理ディスク書込み数

LAST_ELAPSED_TIME

NUMBER

前回の実行中の、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒)

ELAPSED_TIME

NUMBER

以前の実行中に蓄積された、この操作に対応する経過時間(マイクロ秒)

POLICY

VARCHAR2(40)

この作業領域のサイズ指定方針:

  • MANUAL

  • AUTO

ESTIMATED_OPTIMAL_SIZE

NUMBER

メモリー内で操作を完全に実行(最適実行)するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(KB)。この値は、オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。

ESTIMATED_ONEPASS_SIZE

NUMBER

単一のパスで操作を実行するために、この作業領域が必要とする推定サイズ(KB)。この値は、オプティマイザ統計または以前の実行のいずれかから導出される。

LAST_MEMORY_USED

NUMBER

カーソルの前回の実行時に、この作業領域が使用したメモリー・サイズ(KB)

LAST_EXECUTION

VARCHAR2(40)

カーソルの前回の実行時に、この作業領域の実行に使用されたメモリー要件OPTIMALONE PASSまたはONE PASSメモリー要件(またはMULTI-PASS)を示す。

LAST_DEGREE

NUMBER

カーソルの前回の実行中に使用された並列度

TOTAL_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域がアクティブになった回数

OPTIMAL_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域が最適モードで実行した回数

ONEPASS_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域がワン・パス・モードで実行した回数

MULTIPASSES_EXECUTIONS

NUMBER

この作業領域がワン・パスのメモリー要件以下で実行した回数

ACTIVE_TIME

NUMBER

この作業領域がアクティブな平均時間(1/100秒)

MAX_TEMPSEG_SIZE

NUMBER

この作業領域のインスタンス化によって作成された最大一時セグメント・サイズ(バイト)。この作業領域がディスクに収容されない場合、この列はNULL。

LAST_TEMPSEG_SIZE

NUMBER

この作業領域の前回のインスタンス化によって作成された一時セグメントのサイズ(バイト)。この作業領域の前回のインスタンス化がディスクに収容されなかった場合、この列はNULL。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

CON_DBID

NUMBER

PDBのデータベースID

関連項目: