データベース・オブジェクト

次の項で説明するとおり、Oracle Databaseは、特定のスキーマに対応付けられたオブジェクトと、特定のスキーマに対応付けられていないオブジェクトを認識します。

スキーマ・オブジェクト

スキーマとは、データの論理構造(スキーマ・オブジェクト)の集まりです。スキーマはデータベース・ユーザーによって所有され、そのユーザーと同じ名前を持ちます。ユーザーはそれぞれ1つのスキーマを所有します。スキーマ・オブジェクトの作成と操作はSQLで行うことができ、オブジェクトのタイプには次のものがあります。

  • 分析ビュー
  • 属性ディメンション
  • クラスタ
  • 制約
  • データベース・リンク
  • データベース・トリガー
  • ディメンション
  • 外部プロシージャ・ライブラリ
  • 階層
  • 索引構成表
  • 索引
  • 索引タイプ
  • Javaクラス
  • Javaリソース
  • Javaソース
  • 結合グループ
  • マテリアライズド・ビュー
  • マテリアライズド・ビュー・ログ
  • マイニング・モデル
  • オブジェクト表
  • オブジェクト型
  • オブジェクト・ビュー
  • 演算子
  • パッケージ
  • 順序
  • ストアド・ファンクション
  • ストアド・プロシージャ
  • シノニム
  • ビュー
  • ゾーン・マップ

非スキーマ・オブジェクト

次のタイプのオブジェクトもデータベースに格納され、SQLで作成および操作されますが、スキーマには含まれません。

  • コンテキスト
  • ディレクトリ
  • エディション
  • フラッシュバック・アーカイブ
  • ロックダウン・プロファイル
  • プロファイル
  • リストア・ポイント
  • ロール
  • ロールバック・セグメント
  • 表領域
  • 表領域セット
  • 統合監査ポリシー
  • ユーザー

このリファレンスでは、データベース・オブジェクトを作成する文に関する項で、オブジェクトの各タイプについて説明します。これらの文は、キーワードCREATEで始まります。たとえば、クラスタの定義については、「CREATE CLUSTER」を参照してください。

関連項目:

データベース・オブジェクトの概要については、『Oracle Database概要』を参照してください。

ほとんどのデータベース・オブジェクトでは、作成時に名前を指定する必要があります。名前は、この後の項に示す規則に従って付けてください。