ORA_DST_ERROR
構文
目的
ORA_DST_ERROR
は、データベースのタイムゾーン・データファイルを変更するときに役立ちます。このファンクションは、引数として、TIMESTAMP
WITH
TIME
ZONE
値、またはTIMESTAMP
WITH
TIME
ZONE
値を含むVARRAY
オブジェクトに解決される日時式を取り、新しいタイムゾーン・データを使用したときに日時値がエラーになるかどうかを示します。戻り値は次のとおりです。
-
0
: 新しいタイムゾーン・データを使用しても、日時値はエラーになりません。 -
1878
: 日時値は存在しない時刻エラーになります。 -
1883
: 日時値は重複時刻エラーになります。
このファンクションを発行できるのは、データベースのタイムゾーン・データファイルを変更してタイムゾーン・データ付きのタイムスタンプをアップグレードする場合のみです。さらに、DBMS_DST
.BEGIN_PREPARE
プロシージャを実行してからDBMS_DST
.END_PREPARE
プロシージャを実行するまでの間か、またはDBMS_DST
.BEGIN_UPGRADE
プロシージャを実行してからDBMS_DST
.END_UPGRADE
プロシージャを実行するまでの間にのみ発行できます。
関連項目:
タイムゾーン・データファイルの詳細およびOracle Databaseでの夏時間の処理方法は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。DBMS_DST
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。