STDDEV_POP
構文
関連項目:
構文、セマンティクスおよび制限事項の詳細は、「分析ファンクション」を参照してください。
目的
STDDEV_POPは母集団標準偏差を計算し、母集団分散の平方根を戻します。これは、集計ファンクションまたは分析ファンクションとして使用できます。
                  
このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を返します。
関連項目:
暗黙的な変換の詳細は、表2-8を参照してください。
このファンクションは、VAR_POPファンクションの平方根と同じです。VAR_POPがNULLを戻す場合、このファンクションもNULLを戻します。
                  
関連項目:
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「集計ファンクション」および「VAR_POP」を参照してください。
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exprの有効な書式の詳細は、「SQL式」を参照してください。 
集計の例
次の例では、サンプル表sh.salesにある売上高の母集団標準偏差および標本標準偏差を戻します。 
                  
SELECT STDDEV_POP(amount_sold) "Pop", 
   STDDEV_SAMP(amount_sold) "Samp"
   FROM sales;
       Pop       Samp
---------- ----------
896.355151 896.355592分析の例
次の例では、サンプル表hr.employeesの部門ごとの給与の母集団標準偏差を戻します。
                  
SELECT department_id, last_name, salary, 
   STDDEV_POP(salary) OVER (PARTITION BY department_id) AS pop_std
   FROM employees
   ORDER BY department_id, last_name, salary, pop_std;
DEPARTMENT_ID LAST_NAME                     SALARY    POP_STD
------------- ------------------------- ---------- ----------
           10 Whalen                          4400          0
           20 Fay                             6000       3500
           20 Hartstein                      13000       3500
           30 Baida                           2900  3069.6091
. . .
         100 Urman                           7800 1644.18166
          110 Gietz                           8300       1850
          110 Higgins                        12000       1850
              Grant                           7000          0