USER
構文
目的
USER
は、セッション・ユーザー(ログオンしているユーザー)の名前を返します。これは、Real Application Securityセッションがアタッチまたはデタッチされると、データベース・セッション中に変化することがあります。エンタープライズ・ユーザーの場合、このファンクションはスキーマを返します。その他のユーザーの場合、データベース・ユーザー名を返します。現在のデータベース・セッションにReal Application Securityがアタッチされている場合は、ユーザーXS$NULL
を返します。
このファンクションは、VARCHAR2
値を返します。
Oracle Databaseは、空白埋め比較セマンティクスでこのファンクションの値を比較します。
分散SQL文では、UID
ファンクションおよびUSER
ファンクションは、ローカル・データベース上のユーザーを識別します。CHECK
制約の条件でこれらのファンクションは使用できません。
関連項目:
-
ユーザー
XS$NULL
の詳細は、『Oracle Database 2日でセキュリティ・ガイド』を参照してください。 -
USER
の文字の戻り値に割り当てる照合を定義する照合導出ルールは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』の付録Cを参照してください。
例
次の例では、セッション・ユーザーとユーザーのUIDが返されます。
SELECT USER, UID FROM DUAL;