ALTER PMEM FILESTORE

目的

このコマンドは、PMEMファイル・ストアの属性を変更する際に使用します。

前提条件

PMEMファイル・ストアのブロック・サイズは変更できません。

構文

alter_pmem_filestore
alter_pmem_fs.epsの説明が続きます
図alter_pmem_fs.epsの説明

セマンティクス

MOUNT

このコマンドは、PMEMファイル・ストアをマウントする際に使用します。init.oraファイルにすでにマウント・ポイントとバッキング・ファイルのパスを指定している場合は、次のようなコマンドを発行できます。

ALTER PMEM FILESTORE 'filestore_name' MOUNT

また、コマンドラインでマウント・ポイントとバッキング・ファイルのパスを指定することもできます。この場合、init.oraファイルの値とコマンドラインで指定する値の不一致がないことを確認する必要があります。このコマンドは、init.oraファイルの値を上書きするFORCEを指定しないかぎり、不一致が発生すると失敗します。コマンドライン上のパスはPMEMファイル・ストアの新しいパスになります。

spfileを使用すると、パラメータはコマンドラインで指定された新しいパスで自動的に更新されます。

mount PMEM file storeコマンドは、データベースの起動時にPMEMファイル・ストアが自動的にマウントされなかった場合に使用します。

マウント・ポイント・パスまたはバッキング・ファイル・パスは、次の場合にコマンドラインで指定します。

  • init.oraファイルにマウント・ポイント・パスもバッキング・ファイル・パスも指定されていない場合

  • マウント・ポイント・パスまたはバッキング・ファイル・パスに新しい値を指定する場合

マウント・ポイントおよびバッキング・ファイルを変更する前に、まずファイル・ストアをディスマウントする必要があります。

DISMOUNT

このコマンドを使用すると、PMEMファイル・ストアをディスマウントできます。データベース・インスタンスがNOMOUNTモードであることを確認する必要があります。

例1: cloud_db_1という名前のファイル・ストアのサイズ変更

ALTER PMEM FILESTORE cloud_db_1 RESIZE 5T

例2: cloud_db_1という名前のファイル・ストアのマウント

ALTER  PMEM FILESTORE cloud_db_1 MOUNT  MOUNTPOINT ‘/corp/db/cloud_db_1’
    BACKINGFILE ‘/var/pmem/foo_1’

例3: cloud_db_1という名前のファイル・ストアのディスマウント

ALTER PMEM FILESTORE cloud_db_1 DISMOUNT