13.5 ACCEPT
構文
ACC[EPT] variable [NUM[BER] | CHAR | DATE | BINARY_FLOAT | BINARY_DOUBLE] [FOR[MAT] format] [DEF[AULT] default] [PROMPT text|NOPR[OMPT]] [HIDE]
項
variable
値を格納する変数の名前を指定します。variableを指定しない場合、SQL*Plusによって変数が作成されます。
NUM[BER]
variableがNUMBERデータ型に設定されます。応答がデータ型と一致しない場合、ACCEPTはエラー・メッセージを表示し、再度プロンプトを表示します。
CHAR
variableがCHARデータ型に設定されます。CHARの最大長は240バイトです。マルチバイト・キャラクタ・セットを使用する場合は、1つのCHARのサイズが1バイトを超えることがあります。
DATE
応答が、有効なDATE書式に設定されます。応答が、有効なDATE書式でない場合、ACCEPTはエラー・メッセージを表示し、再度プロンプトを表示します。データ型はCHARです。
BINARY_FLOAT
variableがBINARY_FLOATデータ型に設定されます。BINARY_FLOATは、米国電気電子技術者協会(IEEE)の2進浮動小数点演算についてのIEEE規格(IEEE規格754-1985)に実質的に準拠する浮動小数点数です。
BINARY_DOUBLE
variableがBINARY_DOUBLEデータ型に設定されます。BINARY_DOUBLEは、米国電気電子技術者協会(IEEE)の2進浮動小数点演算についてのIEEE規格(IEEE規格754-1985)に実質的に準拠する浮動小数点数です。
FOR[MAT]
応答の入力書式を指定します。応答が指定された書式と一致しない場合、ACCEPTはエラー・メッセージを表示し、再度プロンプトを表示します。文字書式で指定した文字長よりも長い文字を入力すると、エラー・メッセージが表示され、値を再入力する必要があります。数値書式で指定した精度を超える数値を入力すると、エラー・メッセージが表示され、値を再入力する必要があります。書式要素は、A10または9.999などのテキスト定数である必要があります。書式要素の完全なリストは、「COLUMN」を参照してください。
データ型がDATEである場合は、dd/mm/yyなどのOracle Databaseの日付書式が有効です。DATEに書式を指定しない場合は、デフォルトで現行セッションのNLS_DATE_FORMATになります。Oracle Database日付書式の詳細は、「書式モデル」を参照してください。
DEF[AULT]
応答がない場合のデフォルト値を設定します。応答が定義されている場合は、指定した書式に従っている必要があります。
PROMPT text
ユーザーが指定したvariableの値を受け入れる前に、画面にテキストを表示します。
NOPR[OMPT]
HIDE
変数を表示または参照するには、DEFINEコマンドを使用します。詳細は、「DEFINE」コマンドを参照してください。
例
「Password:」というプロンプトを表示し、pswdという名前のCHAR変数に応答を入れて、表示しないようにするには、次のように入力します。
ACCEPT pswd CHAR PROMPT 'Password: ' HIDE
「Enter weekly salary:」というプロンプトを表示し、デフォルト値が000.0のsalaryという名前のNUMBER変数に応答を入れるには、次のように入力します。
ACCEPT salary NUMBER FORMAT '999.99' DEFAULT '000.0' - PROMPT 'Enter weekly salary: '
「Enter date hired:」というプロンプトを表示し、書式がdd/mm/yyyyでデフォルト値が01/01/2003であるDATE変数hiredに応答を入れるには、次のように入力します。
ACCEPT hired DATE FORMAT 'dd/mm/yyyy' DEFAULT '01/01/2003'- PROMPT 'Enter date hired: '
「Enter employee lastname:」というプロンプトを表示し、lastnameという名前のCHAR変数に応答を入れるには、次のように入力します。
ACCEPT lastname CHAR FORMAT 'A20' - PROMPT 'Enter employee lastname: '