始める前に
管理ポートが受け入れるのは、サーバー管理者による認証が必要なポートを経由したセキュアなSSLトラフィックおよびすべての接続のみです。こうした特徴があるため、管理ポートを有効にするとドメインには次のような制限が課せられます。
ノート: 管理ポートを、管理対象サーバー上で動的に有効化することはできません。各管理対象サーバーを停止し、管理ポートを有効化し、その後、再起動する必要があります。
詳細は、ドメインの管理ポートの構成を参照してください。
WebLogic Serverには、ドメイン内のすべてのサーバーで使用するSSL管理ポートを有効にするオプションがあります。管理ポートを使用することをお薦めします。管理ポートには次の3つの機能があります。
ドメインの管理ポートを有効にするには:
完了した後に
ドメイン内のすべての管理対象サーバー・インスタンスを起動します。管理サーバーを再起動する必要はありません。
管理ポートを有効にした後は、すべての管理コンソールのトラフィックについて管理ポートを介した接続が必須になります。
さらに、管理対象サーバーから管理サーバーへの接続にも管理ポートを使用する必要があります。これを設定するには、管理対象サーバーの起動時にJavaコマンドラインで次のオプションを指定します。
-Dweblogic.management.server=https://hostname:admin_port
この引数のうちhostnameは管理サーバーのアドレスを参照します。admin_portは管理サーバーで使用する管理ポートです。接頭辞としてhttp://ではなく、https://を指定する必要があります。