管理サーバー、管理対象サーバーおよびシステム・コンポーネントについて
Oracle Analytics Serverには、管理サーバー、管理対象サーバーおよびこの項に記載されているシステム・コンポーネントが含まれます。
『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの管理スタート・ガイドに関する項を参照してください。
管理サーバーおよび管理対象サーバーについて
管理サーバーおよび管理対象サーバーは、1つ以上のJava EEアプリケーションとしてデプロイされた、次のリストに示すJavaコンポーネントです。
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管理サーバー — 次を使用して、単一ノードまたは複数ノード(分散型)のBIドメインの構成およびランタイム設定を管理します。
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Fusion Middleware Control - BIドメインの管理に使用する管理ユーザー・インタフェースです。
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WebLogic Server管理コンソール - WebLogic、JEEコンポーネントおよびセキュリティをより詳細に管理するための管理ユーザー・インタフェースです。
詳細は、システム管理ツールとはを参照してください。
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管理対象サーバー — 次のコンポーネントを管理します。
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アクション・サービス - Action Frameworkに必要な専用のWebサービスを提供します。これにより、管理者は、ユーザーがアクションを作成する際に参照するWebサービス・ディレクトリを手動で構成できるようになります。
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パブリッシャ - 従業員、顧客および仕入先に向けてあらゆるタイプの高度にフォーマットされたドキュメントを作成、管理および配信するエンタープライズ・レポート・ソリューションを提供します。
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Security - Oracle BIサーバーとOracle Fusion Middlewareセキュリティ・プラットフォームの統合を実現する専用のWebサービスを提供します。
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SOA Webサービス - 分析、エージェントおよび条件を起動するための、プレゼンテーション・カタログのオブジェクト専用のWebサービスを提供します。これらのサービスにより、機能をBusiness Process Execution Language (BPEL)プロセスから簡単に起動できるようになります。
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プレゼンテーション・サービス - HTTPリクエストおよびSOAPリクエストをプレゼンテーション・サービスにルーティングするJEEアプリケーションです。
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システム・コンポーネントについて
システム・コンポーネントは、C++やJ2SEで記述されたプロセスおよびサービスなどの非JEEコンポーネントとしてデプロイされます。詳細は次のとおりです。
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BIサーバー(OBIS) - 問合せ機能およびデータ・アクセス機能を提供するとともに、エンタープライズ・セマンティック・モデル(拡張子が.RPDのファイルに格納)にアクセスおよび管理するサービスを提供します。
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BIスケジューラ(OBISCH) - 指定された時間に分析をユーザーへ配信するための拡張可能なスケジューリング機能を提供します(パブリッシャには独自のスケジューラがあります)。
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BI JavaHost (OBIJH) - Oracle BIスケジューラ、パブリッシャおよびグラフ生成のJavaタスクなど、様々なコンポーネントのOracle BIプレゼンテーション・サービスでのサポートを可能にするコンポーネント・サービスを提供します。また、BIサーバー問合せによる、Hyperion Financial ManagementデータソースおよびHyperion Planningデータソースへのアクセスを可能にします。
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BIプレゼンテーション・サーバー(OBIPS) - ビジネス・インテリジェンス・データのWebクライアントへのプレゼンテーション用のフレームワークとインタフェースを提供します。このプレゼンテーション・フレームワークのカスタマイズ用にプレゼンテーション・カタログ・サービスを保持します。
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クラスタ・コントローラ(OBICCS) - リクエストがBIドメイン内のBIサーバー・プロセス・インスタンス全体で均等に分散されていることを確認しながら、リクエストをBIサーバーに配信します。