ユーザーの優先通貨オプションの定義
分析およびダッシュボードの通貨列に優先して表示する通貨のタイプを選択できます。
コンソールで設定することもできます。詳細は、書式オプションを参照してください。
2つの方法のいずれかを使用して、通貨のタイプを選択します。
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「マイ・アカウント」ダイアログの「プリファレンス」タブの「通貨」ボックス
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通貨プロンプト
「マイ・アカウント」ダイアログの「プリファレンス」タブまたは通貨プロンプトでの優先通貨の設定の詳細は、Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化を参照してください。
「通貨」ボックスや通貨プロンプトに表示する通貨オプションは、userpref_currencies.xmlファイルで定義します(ご使用のインストレーションでは列を通貨に変換できますが、これらの通貨オプションは、その変換先の通貨用のオプションです)。通貨オプションを定義することで、「マイ・アカウント」ダイアログの「プリファレンス」タブで「通貨」ボックスを使用できるかどうか、および「プロンプト」エディタの「定義」ペインで「通貨プロンプト」オプションを使用できるかどうかも制御されます。
これらの通貨オプションを定義する場合は、次のいずれかのマッピング・タイプを使用します。
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静的 - すべてのユーザーに表示される通貨オプションの静的リストを作成します。
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動的 - 指定する論理SQL文に基づいて動的に変更される通貨オプションのリストを作成します。これは、たとえば通貨オプションを動的に変更して、各ユーザーに自身のアカウント固有のリストを表示させる場合に便利です。各ユーザーには、使用できるすべてのオプションのサブセットが表示されます。たとえば、あるユーザー・グループには「Global Currency 1」または「Global Currency 2」のいずれかからのみ通貨を選択させ、他のグループには別の異なるオプションから通貨を選択させることができます。
ノート:
ユーザーの優先通貨オプションを有効にするには、リポジトリで次の構成も実行する必要があります。
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PREFERRED_CURRENCYセッション変数の作成。
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ビジネス・モデルおよびマッピング・レイヤーでの論理通貨列の変換設定。
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インストレーションの通貨情報を使用したuserCurrencyPreference表の作成。これにより、指定する論理SQL文に基づいて通貨オプションを動的に変更できます(動的マッピングを使用する場合にのみ必要)。
Oracle Analytics Serverメタデータ・リポジトリの管理の複数通貨サポートのための論理列の構成を参照してください。
ユーザーの優先通貨のコンテンツは、PREFERRED_CURRENCYセッション変数を使用して設定できます。次のファイルのいずれかでUserCurrencyPreferences要素を定義します。
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次のinstanceconfig.xmlファイルまたはuserpref_currencies.xmlファイル。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS
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yourfilename。instanceconfig.xmlファイルに含まれるエントリが含まれ、使用するファイルを指しています。次に例を示します。
<UserprefCurrenciesConfigFile>yourpath</UserprefCurrenciesConfigFile>
ここで、yourpathはファイルの場所です。