エージェントに影響するスケジューラの一般構成設定
一般構成設定として、スケジューラのバックエンド・データベースへのアクセスと構成、一部の動作設定、セキュア・ソケットの設定、およびクラスタ構成などがあります。
設定を次の表で説明します。
要素 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
PoolTimeout |
操作の完了後に、データソースへの接続をオープンのままにしておく時間を分数で指定します。 この時間中は、最大接続数に指定された数に達するまで、新しい操作で新しい接続はオープンされず、この接続が使用されます。この時間は接続リクエストの完了ごとにリセットされます。 1以上の値を指定します。 |
60 |
NumDbConnections |
Oracle BIスケジューラが同時にオープンできる、データベースの最大接続数を指定します。1以上の値を指定します。この制限に達すると、接続要求は接続が利用可能になるまで待機します。 |
5 |
TABLE_JOBS |
スケジュールされたジョブに関する情報の格納に使用するデータベース表の名前を指定します。 |
S_NQ_JOB |
TABLE_INSTANCES |
ジョブ・インスタンスに関する情報の格納に使用するデータベース表の名前を指定します。 |
S_NQ_INSTANCE |
TABLE_PARAMS |
ジョブのパラメータに関する情報の格納に使用するデータベース表の名前を指定します。 |
S_NQ_JOB_PARAM |
TABLE_ERRMSGS |
正常に終了しないジョブ・インスタンスに関する情報の格納に使用するデータベース表の名前を指定します。 |
S_NQ_ERR_MSG |
SchedulerScriptPath |
Oracle BIスケジューラが作成したジョブ・スクリプトの格納場所のパスを参照します。通常、このディレクトリに対してクリプトの追加および削除は行わないでください。デフォルトでは、このフィールドは次に設定されます。
|
scripts\scheduler |
DefaultScriptPath |
ユーザー(エージェントではなく)が作成したジョブの格納場所のパスを指定します。 ジョブの追加または変更時に「スクリプト」フィールドにファイル名が入力されると、Oracle BIスケジューラはこのディレクトリの内容を調べて、指定されたファイルを探します。しかし、「スクリプト」フィールドにフルパスが指定された場合は、このディレクトリを調べません。デフォルトでは、このフィールドは次に設定されます。
|
scripts\common |
TempPath |
Oracle BIスケジューラの実行中に一時ファイルを格納する場所のパスを指定します。 |
デフォルト値なし |
BulkFetchBufferSize |
データベースのゲートウェイで使用されます。データソースからデータを取得するためのバルク・フェッチ・ページの最大サイズをバイト単位で指定します。 |
33,792 |
LogAllSqlStmts |
場合によっては、ODBCのような汎用プロトコルを使用してデータベースを指すようにスケジューラを設定することもあります。これは通常、「ターゲット・タイプ」を指定しないときに行われます。このような場合にSQL文がエラーになると、どの文でエラーになったのか判別する必要があります。この設定をオンにすると、問題のSQL文がスケジューラのログ・ファイルに書き込まれます。この設定では、オーバーヘッドがかなり高くなるため、本番モードではTRUEに設定しないでください。 |
false |
ServerPortNumber |
サーバーのポート番号を指定します。デフォルトは、Oracle BIスケジューラのポート番号です。 |
スケジューラ用に設定されているポート番号。 |
PurgeInstDays |
バックエンド・データベースから古いジョブ・インスタンスを自動的に削除するまでの日数を指定します。 |
7 |
PurgeIntervalMinutes |
Oracle BIスケジューラが表を更新し、影響を受けた行に削除済のフラグを設定する間隔を分数で指定します。 注意: ジョブまたはインスタンスの削除時、Oracle BIスケジューラによって実際にSQL DELETE文が発行されるわけではなく、行に削除対象のフラグが設定されます。 X分経過するたびに、実際のSQL DELETE文が発行されます(Xはこのフィールドで定義された値)。 |
60 |
MinExecThreads |
実行時にジョブを実行する、Oracle BIスケジューラのスレッド・プール内の複数スレッドの最小数を指定します。 |
1 |
MaxExecThreads |
実行時にジョブを実行する、Oracle BIスケジューラのスレッド・プール内の複数スレッドの最大数を指定します。 |
100 |
PauseOnStartup |
Oracle BIスケジューラの開始時にジョブを何も実行しないことを指定します。Oracle BIスケジューラが一時停止している間に、ユーザーはジョブの追加、変更および削除を実行できます。ただし、ジョブは実行されません。「サービス管理」メニューで「スケジュールの続行」を選択すると、通常の実行が続行されます。 |
false |
CertificateFileName |
SSL証明書ファイル・パスを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
CertPrivateKeyFileName |
SSL証明書秘密キー・ファイルを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
PassphraseFileName |
パス・フレーズを含むSSLファイルを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
PassphraseProgramName |
パス・フレーズを生成するSSLプログラムを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
CertificateVerifyDepth |
SSL証明書検証の深さを指定します。 |
デフォルト値なし |
CACertificateDir |
CA証明書ディレクトリを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
CACertificateFile |
CA証明書ファイルを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
TrustedPeerDNs |
SSL信頼できるピアのDNを指定します。 |
デフォルト値なし |
VerifyPeer |
ピアを検証するかどうかを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
false |
CipherList |
暗号リストを指定します。 この設定ではSSLがサポートされます。 |
デフォルト値なし |
ScriptRPCPort |
スクリプト・プロセスとOracle BIスケジューラ・プロセスとのプロセス間通信に使用するポートを指定します。このポートはOracle BIスケジューラを実行するコンピュータからの接続のみを受け入れます。 |
9707 |