パフォーマンスおよび互換性のオプション
次のオプションを使用して、Oracle BI Enterprise EditionとOracle Analytics間のパフォーマンスおよび互換性の設定を構成します。たとえば、一時ファイルの最大サイズを設定できます。
ノート:
Oracle BI Enterprise Edition 12cでは、構成ファイルを使用して様々な設定をカスタマイズします。Oracle Analytics Serverでは、コンソール(「システム設定」ページ)を使用できます。Oracle BI Enterprise Edition 12cからOracle Analytics Serverにアップグレードする場合、構成ファイルの設定は保持されますが、「システム設定」ページに値は表示されません(つまり、空白で表示されます)。「システム設定」ページで値を再入力する必要はありませんが、明確にするために、再入力することもできます。
システム設定 | 詳細情報 |
---|---|
キャッシュ有効化 |
データ問合せキャッシュが有効か無効かを指定します。
問合せキャッシュの構成を参照してください。 デフォルト: 再起動が必要: はい |
サポート・レベルの評価 |
次のデータベース関数を発行できるユーザーを指定します: デフォルト( EVALUATE_SUPPORT_LEVELを参照してください
有効な値: デフォルト: 再起動が必要: はい |
OBIEE互換性リリース |
機能の互換性に関するオンプレミスのOracle BI Enterprise Editionのバージョン番号を指定します。これが適用されるのは、Oracle BI Enterprise EditionからOracle Analyticsにアップグレードし、Oracle Analyticsで特定のオンプレミス・リリースの機能を使用する必要がある場合のみです。 有効な値: デフォルト: 値なし。 再起動が必要: はい |
作業ファイルの最大パーセント・サイズ |
指定したグローバル作業ディレクトリ・サイズ制限のパーセンテージを一時ファイルが超えないよう指定します。 MAX_WORK_FILE_SIZE_PERCENTを参照してください。 一時ファイルのデフォルトのサイズ制限は、(100GBの) 5%で、5GBに相当します。ファイルの制限は、各一時ファイルに個別に適用されますが、合計のグローバル作業ディレクトリに指定されたサイズは、作成したすべての一時ファイルにまとめて適用されます。 この値は5%から50%までの範囲内で増減できます。これにより、一時ファイルのサイズが5GBから50GBまで使用可能になります。この設定を50%より大きい値に上げると、大規模な操作の同時性が制限されます。 有効な値: デフォルト: 再起動が必要: はい |
厳密な日時型チェック |
日付と時刻のデータ型について厳密なチェックを強制するかどうか、および日付と時刻のデータ型に互換性がない問合せを拒否するかどうかを指定します。
STRONG_DATETIME_TYPE_CHECKINGを参照してください。 デフォルト: 再起動が必要: はい |
再帰的日時型チェック |
すべてのデータ・ソースまたはすべてのデータ・セットで、同じデータ型(整数と整数など)または互換性がないデータ型(整数と短整数)間の比較に対して厳密な再帰データ型チェックを強制するかどうかを指定します。
デフォルト: 再起動が必要: はい |
VARCHARデータの右スペース削除の無効化 |
varchar列からの末尾のスペースの自動削除が有効(オフ)か無効(オン)かを指定します。たとえば、このプロパティが有効(オフ)になっている場合、ユーザーがフィールドへの値の入力を開始すると、フィルタ・ダイアログによって末尾のスペースが自動的に削除されます。
デフォルト: 再起動が必要: はい |