クラスタ・マネージャの使用
これまでのリリースでは、管理ツールのクラスタ・マネージャを使用してOracle BIサーバー、Oracle BIスケジューラおよびクラスタ・コントローラのインスタンスを監視および管理していました。
クラスタ化されたコンポーネントに関連するほとんどの管理タスクにはFusion Middleware Controlを使用しますが、それらのコンポーネントの状態を表示する場合はクラスタ・マネージャを使用すると便利です。たとえば、現在アクティブなOracle BIスケジューラ・インスタンスを表示して、どのOracle BIサーバーがプライマリBIサーバーかを確認できます。Fusion Middleware Controlでは、クラスタ化されたコンポーネントの現在のステータスは表示されますが、現在の状態を表示することはできません。
クラスタ・マネージャを使用すると、クラスタ内のOracle BIサーバー、Oracle BIスケジューラおよびクラスタ・コントローラのインスタンスの操作をモニター、分析および管理できます。このツールでは、ステータス、キャッシュおよびセッションの情報が提供されます。クラスタ・マネージャを使用できるのは、管理ツールがクラスタ化されたDSNに接続されている場合のみです。
クラスタ内のすべてのクラスタ・コントローラまたはOracle BIサーバーが現在停止している(オフライン)場合、クラスタ・マネージャにアクセスしてそれらを起動することはできません。Cluster Controller(通常はプライマリ)とOracle BIサーバーをそれぞれ1つ手動で起動する必要があります。
「クラスタ・マネージャ」ウィンドウには、左側に「エクスプローラ 」ペインと 右側に「情報」ペインの2つのペインがあります。「エクスプローラ」ペインには、クラスタを構成するサーバー、スケジューラおよびコントローラの階層情報が表示されます。「情報」ペインには、「エクスプローラ」ペインで選択された項目の詳細情報が表示されます。
「クラスタ・マネージャ」ウィンドウは、デフォルトで1分ごとにリフレッシュされます。この間隔は変更できます。
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管理ツールでリポジトリを開きます。
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「管理」、「クラスタ」の順に選択します。
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「リフレッシュ」、「間隔」の順に選択し、リストから別の値を選択します。
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必要に応じて表示をリフレッシュするには、クラスタ・マネージャがアクティブなウィンドウであることを確認してから[F5]を押すか、「リフレッシュ」、「即時」の順に選択します。このアクションにより、クラスタのほとんどの現在の情報が取得されます。