ログ情報、エラー・メッセージおよびアラートを表示するためのFusion Middleware Controlの使用

Fusion Middleware Controlログ・ビューアを使用して、コンポーネントのログ・エントリを検索して表示できます。

ログ・ファイルでは、ログ・メッセージを検索したり、特定の日付範囲、ユーザー、ユーザー・トランザクションまたはメッセージのレベル(エラー、警告、通知など)をターゲットにするといったフィルタを適用できます。Fusion Middleware Controlログ・ビューアから、ログ・ファイル全体を表示することもできます。

エラー・メッセージと警告のログ・エントリが複数のログ・ファイルにまたがって生成される場合、その追跡は困難です。しかし、複数のログ・ファイルにわたる特定のユーザー・トランザクションのログ情報を表示することが可能です。トランザクション・レベルのロギングでは、実行コンテキストID(ECID)と呼ばれる一意のトランザクションIDを、ユーザー・リクエストに応答して生成されるすべてのログおよびエラー・メッセージに関連付けています。このロギングによって、基となる問題の原因を迅速に診断できます。ただし、ログ内のメッセージによっては(たとえば、サーバーの起動や停止のシステム・メッセージ)、トランザクション属性がありません。クライアント・リクエストに関連するすべてのログ・メッセージは、トランザクション属性を持ちます。

この手順を始める前に、Fusion Middleware Controlの使用に記載されている情報についてよく理解しておく必要があります。

  1. 「概要」ページに移動します。
  2. 「診断」ページの「ログ・メッセージ」タブを表示します。
  3. 次のリストを表示します。
    • 「最新のエラー」領域の最新のエラー

    • 最新の警告」領域の最新の警告

  4. 「ログ・メッセージの表示」の下のリンクを選択して、すべてのログ・ファイルのメッセージまたは指定されたコンポーネントのログ・ファイルのメッセージを表示します。
    • ログ・ビューアを使用するログ・ファイルの検索

    • プレゼンテーション・サービス・ログ

    • サーバー・ログ

    • スケジューラ・ログ

    • JavaHostログ

    • クラスタ・コントローラ・ログ

    • アクション・サービス・ログ

    • セキュリティ・サービス・ログ

    • 管理者サービス・ログ

    Fusion Middleware Controlでは、選択に応じた「ログ・メッセージ」ページにメッセージが表示されます。

  5. 適切な検索基準を入力して、対応するエラー・メッセージを表示します。

    メッセージをECID別に表示するには、「関連メッセージの表示」をクリックし、「ECID(実行コンテキストID)ごと」を選択します。

  6. 1つ以上の行を選択して、選択されているメッセージのログ・ファイル・エントリの詳細を表示します。