LinuxでのOracle TimesTen In-Memory Databaseの設定

Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定する前に、いくつかの前提条件タスクを実行する必要があります。

Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定するには、まずTimesTenデータ・ソースの構成の説明に従って、TimesTenデータ・ソースを設定します。Linuxシステムの場合の正しいステップを確認するには、ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成を参照してください。

次に、TimesTenデータ・ソースでのシステム・メモリー・リソースの使用の向上で説明しているベスト・プラクティスを確認し、必要に応じてそれらを実装します。

最後に、OBIS1を起動するユーザーが、それぞれのオペレーティング・システムのLD_LIBRARY_PATH変数(AIXではLIBPATH)にTimesTen DLL (TIMESTEN_HOME/ lib)へのパスを設定していない場合、obis.propertiesファイルの変数としてTimesTen DLLパスを追加する必要があります。

  1. 編集のためにobis.propertiesを開きます。obis.propertiesは、次の場所にあります。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. 次に示すように、必要なTimesTen変数TIMESTEN_DLLを追加して、LD_LIBRARY_PATH変数(または同等のもの)も更新します。
    TIMESTEN_DLL=$TIMESTEN_HOME/lib/libttclient.so
    LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$TIMESTEN_HOME/lib
  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle BIサーバー・プロセスを実行している各コンピュータで前述のステップを繰り返します。同じコンピュータで複数のOracle BIサーバー・インスタンスを実行する場合は、必ず、インスタンスごとにobis.propertiesでias-componentタグを適切に更新してください(ias-component id="coreapplication_obis1"ias-component id="coreapplication_obis2"など)。
  5. OBIS1を再起動します。