WebLogicユーザーの移行

11gからOracle Analyticsサーバーに移行した後、WebLogicユーザーをOracle Analyticsサーバーのドメインに手動で移行する必要があります。この移行は、セキュリティ・レルムからセキュリティ・データをエクスポートし、そのデータを別のセキュリティ・レルムにインポートすることにより実行できます。セキュリティ・データには、認証、認可、資格証明マップおよびロール・データが含まれます。

セキュリティ・データを移行する場合について理解しておきます。セキュリティ・データ移行の概要を参照してください。

セキュリティ・データのインポートとエクスポートに関連する概念について理解しておきます。移行の概念を参照してください。

WebLogicセキュリティ・プロバイダでサポートされる形式と制約について理解しておきます。「WebLogicセキュリティ・プロバイダでサポートされるフォーマットと制約」を参照してください。

ノート:

同じWebLogic Serverリリースのセキュリティ・レルムの間でのみ、セキュリティ・データをエクスポートおよびインポートできます。

セキュリティ・プロバイダからのセキュリティ・データのエクスポート

セキュリティ・プロバイダからファイルにセキュリティ・データをエクスポートするには:
  1. 管理コンソールの左ペインで「セキュリティ・レルム」を選択して、構成するレルムの名前(myrealmなど)を選択します。
  2. セキュリティ・データをエクスポートするプロバイダのタイプ(認証など)を選択します。
  3. セキュリティ・データをエクスポートするセキュリティ・プロバイダを選択します。
  4. 「移行」の下にある「エクスポート」を選択します。
  5. サーバー上のエクスポート・ファイル」フィールドで、セキュリティ・データをエクスポートするディレクトリおよびファイル名を指定します。ディレクトリは存在している必要があります。

    ノート:

    セキュリティ・データをエクスポートするディレクトリおよびファイルは、デプロイメントに関する重要な情報が格納されるので、オペレーティング・システムのセキュリティで慎重に保護してください。
  6. (オプション)エクスポートするセキュリティ・データの特定のセットをエクスポート制約ボックスに定義します。
  7. 「保存」をクリックします。
    セキュリティ・プロバイダからデータをエクスポートした後、いつでもそのデータをインポートできます。

セキュリティ・プロバイダへのセキュリティ・データのインポート

セキュリティ・プロバイダにセキュリティ・データをインポートするには:
  1. 管理コンソールの左ペインで、「セキュリティ・レルム」を選択します。
  2. セキュリティ・データをインポートするセキュリティ・レルムの名前(myrealmなど)を選択します。
  3. 「プロバイダ」を選択してから、セキュリティ・データのインポート先のプロバイダのタイプ(たとえば、「プロバイダ」の下にある「認証」)を選択します。
  4. セキュリティ・データのインポート先のセキュリティ・プロバイダを選択し、「移行」の下にある「インポート」を選択します。
  5. サーバー上のインポート・ファイル」フィールドで、エクスポートしたセキュリティ・データを格納したファイルのディレクトリおよびファイル名を指定します。
  6. 「保存」をクリックします。