- Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化
- データのビジュアル化
- データの探索、ビジュアル化および分析
- ビジュアライゼーションを強化するためのマップ背景およびマップ・レイヤーの適用
- マップ・ビジュアライゼーションの場所の一致の確認
マップ・ビジュアライゼーションの場所の一致の確認
用語間にあいまい一致や部分一致が存在する場合など、マップ・レイヤーのデータと一致結果の間にある不一致の問題を確認できます。
あいまいな結果が存在する場合、正確な一致を得るためにマップ・ビジュアライゼーションに別の列を追加することを検討してください。たとえば、マップに市区町村、国および大陸のレイヤーを割り当てることができます。また、データの行を除外することもできます。
- マップ・ビジュアライゼーションの1つ以上のデータ・レイヤーのあるマップ・データが含まれたプロジェクトを作成するか開きます。
- 「ビジュアライゼーション」タブをクリックします。
- マップ・ビジュアライゼーションを右クリックし、メニューから「場所の一致」を選択して「場所の一致」ダイアログを表示します。
- 現在のビジュアライゼーションのマップ・レイヤーを表しているタブを選択し、データがマップ・レイヤーとどれほど正確に一致しているかを検査します。
たとえば、「国」タブを選択すると、データが国のマップ・レイヤーとどれほど正確に一致しているかを参照できます。
- オプションで、「マップ・レイヤー」をクリックして別のレイヤーを選択するか、「マップ・レイヤーの管理」をクリックして「コンソール」ページを表示します。
- データの不一致を確認して解決するには:
表の上のサマリー・セクションには、場所と問題の数が表示されます。
列名 列の説明 ユーザーのデータ カンマ区切りの地理データを表示します。 一致 マップ・レイヤー情報と一致している内容を示します。一致は、一致なしや部分一致から100%一致まで様々です。一致は、当初、最も不正確な一致から最も正確な一致まで上から下にソートして表示されます。 - 一致なし - 赤い警告の三角インジケータが表示されます。
- 問題のある一致 - 黄色い警告の三角インジケータが表示されます。
警告は、不適切な一致ではなく、ユースケースを確認できる不完全な一致を示しています。
- 完全一致 - 警告の三角インジケータは表示されません。
緯度と経度を一致させる場合、一致の値は「有効」または「無効」です。
一致の質 不一致の文字列がどれほど類似しているかを定量化します: - 一致なし
- 一致件数
- 信頼度パーセンテージ
除外 データの行全体を除外できます。 - 「一致」列タイトルのフィルタ・アイコンをクリックして、フィルタ・オプションを選択します。
選択したフィルタ・オプションによって、一致表の表示内容が決まります。
フィルタ・オプション 説明 すべてのデータ すべてのタイプの一致を表示します。 最適な一致 100%完全一致のみを表示します。 すべての問題 部分一致、複数一致および一致なしを表示します。 部分一致 照合される文字列間の差異の割合を示します。次に例を示します。 Paulo
とSao Paulo
のように文字列の一部が完全に同じ。Caiyro
とCairo
のように語の大部分が完全に同じ。
複数一致 あいまいな用例で存在する一致の数を示します。 たとえば、
Barcelona, Spain
がBarcelona Argentina
に一致している場合です。この場合、データを再確認してGEO列に詳細を追加し、正しい列にのみ一致するよう設定できます。一致なし 一致がないことを示します。 - 除外する各データ行の「除外」列をクリックします。
- 「除外」メニューをクリックします:
- 「すべて選択」または「すべて選択解除」をクリックします。
- 「プロジェクト・スコープ」、「キャンバス・スコープ」または「ビジュアル・スコープ」のいずれかをクリックします。
- オプションで、一致をより正確にするため、ビジュアライゼーションの「カテゴリ」(場所)エッジに別の列を追加します。たとえば、Barcelona, SpainとBarcelona, Argentinaのような不一致を除くため、国のデータを追加します。
- 「場所の一致」ダイアログを表示して残っている不一致のサマリーを確認し、問題なければ「OK」をクリックします(または、必要に応じて前のステップを繰り返します)。