このドキュメントで説明されているソフトウェアは、サポートされなくなったか、拡張サポートされています。
Oracleでは、現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお勧めします。

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第2章 コンポーネント

この章では、Oracle Cloud Native Environmentの作成に使用するコンポーネントについて説明します。

2.1 コンテナ・ランタイム

コンテナは、最新のクラウド・アプリケーションをデプロイするために不可欠なインフラストラクチャです。 Oracleは、CRI-Oを使用するOpen Container Initiative (OCI)準拠のコンテナを作成およびプロビジョニングするためのツールを提供しています。

Open Container Initiative互換ランタイムを使用できるようにするためのKubernetes CRI(コンテナ・ランタイム・インタフェース)の実装であるCRI-Oは、Oracle Cloud Native Environmentに含まれています。 CRI-Oを使用すると、runCまたはKata Containersのどちらかのコンテナを不要なコードやツールなしでKubernetesから直接実行できるようになります。

2.2 コンテナ・オーケストレーション

Oracle Cloud Native Environmentで使用されるKubernetesのバージョンは、アップストリームKubernetesプロジェクトに基づいており、CNCF Kubernetes認定準拠プログラムの下でリリースされています。 Platform API Serverでは、Kubernetesクラスタを作成するKubernetesモジュールの構成と設定が簡単になるように、バックアップとリカバリがサポートされています。 Kubernetesモジュールは、Oracle Linux向けに開発されていて、CRI-Oと統合されています。これにより、マイクロサービスと次世代アプリケーションのデプロイメントを実現するための包括的なコンテナおよびオーケストレーション環境を実現します。

2.3 Cloud Nativeのネットワーク

CNCF Flannelプロジェクトは、Kubernetesによって使用されるオーバーレイ・ネットワークを提供し、コンテナ間のネットワークを簡易化します。

現在、CNCFの下で策定中のContainer Network Interface (CNI)プロジェクトでは、コンテナ用の共通ネットワーク・インタフェースを定義することで、コンテナのワークロードに対応するネットワークを簡易化する作業に取り組んでいます。 CNIプラグインは、Oracle Cloud Native Environmentに含まれています。

2.4 Cloud Nativeのストレージ

CNCF Foundationに関連する複数のストレージ・プロジェクトが存在していて、Kubernetesには複数のプロバイダ(Gluster Storage for Oracle Linux対応プラグインなど)がデフォルトで含まれています。

ストレージの統合は、Container Storage Interface (CSI)というプラグインの使用によって実現されます。 このプラグインは、標準仕様に準拠しています。