3 アーキテクチャ
Oracle Cloud Native Environmentは、多数の個別のコンポーネントから構築されます。 この環境は、Platform CLIを使用して直接操作します。 Platform API Serverは、各KubernetesノードのPlatform Agentと相互作用します。 Platform Agentは、Platform API Serverのかわりにホストレベルの操作を処理する役割を果たします。
図3-1 アーキテクチャ
Platform API Server
Platform API Serverは、ビジネス・ロジックを実行し、ホストからマイクロサービスまでのすべてのエンティティを管理します。 Platform API Serverは、環境の状態を管理する役割を果たします。この状態には、クラスタ内の1つ以上のノードに対するモジュールのデプロイメントや構成などがあります。
Platform Agent
Platform Agentは各ホストで実行され、Platform API Serverからのリクエストを小型のワーカー・アプリケーションに委託します。 その主な理由は、Platform Agentプロセスが使用するメモリーをできるだけ少なくするためです。 Platform Agentとは、Platform Agentプロセスと関連ワーカー・アプリケーションをまとめたものを指します。
Platform Agentは、そのホストにあるリソースの状態を収集する方法と、そうしたリソースの状態を変更する方法を理解しています。 つまり、Platform Agentは特定のファイアウォール・ポートが開かれているか閉じられているかや、特定バージョンのパッケージがインストールされているかどうかを認識しているということです。 また、開かれているポートを閉じる方法や、古いパッケージをアップグレードする方法、インストールされていないパッケージをインストールする方法も理解しています。