Operator Lifecycle Managerモジュールのインストール

2 Operator Lifecycle Managerモジュールのインストール

この章では、Oracle Cloud Native EnvironmentにOperator Lifecycle Managerモジュールをインストールする方法について説明します。

Operator Lifecycle Managerモジュールのデプロイ

この項では、Operator Lifecycle Managerモジュールのインストール方法について説明します。 Operator Lifecycle Managerをインストールする前に、Kubernetesモジュールをインストールしておく必要があります。

Operator Lifecycle Managerモジュールの作成に使用する構文は、「プラットフォーム・コマンドライン・インタフェース」のolcnectl module createコマンドのoperator-lifecycle-managerオプションを参照してください。

Operator Lifecycle Managerモジュールをデプロイするには:

Kubernetesモジュールを作成してインストールします。この例のKubernetesモジュールの名前は、myclusterです。
Operator Lifecycle Managerモジュールを作成し、--olm-kubernetes-moduleオプションを使用してmyclusterという名前のKubernetesモジュールに関連付けます。この例では、Operator Lifecycle Managerモジュールの名前はmyolmです。
```
olcnectl module create \
--environment-name myenvironment \
--module operator-lifecycle-manager \
--name myolm \
--olm-kubernetes-module mycluster
```
--moduleオプションは、モジュール・タイプを作成(operator-lifecycle-manager)に設定します。 Operator Lifecycle Managerモジュールの名前は、--nameオプション(この場合はmyolm)を使用して定義します。

--olm-kubernetes-moduleオプションは、Kubernetesモジュールの名前を設定します。

モジュールの追加時に必要なオプションの一部が含まれていないと、そのオプションを指定するように求められます。
olcnectl module installコマンドを使用して、Operator Lifecycle Managerモジュールをインストールします。たとえば:
```
olcnectl module install \
--environment-name myenvironment \
--name myolm
```
Operator Lifecycle ManagerモジュールがKubernetesクラスタにデプロイされ、必要なコンテナがoperator-lifecycle-managerネームスペースで実行されています。

Operator Lifecycle Managerモジュールのデプロイメントの確認

オペレータ・ノードでolcnectl module instancesコマンドを使用して、Operator Lifecycle Managerモジュールがデプロイされていることを確認できます。たとえば:

olcnectl module instances \
--environment-name myenvironment

出力は次のようになります:

INSTANCE                  MODULE                            STATE  
myolm                     operator-lifecycle-manager        installed 
mycluster                 kubernetes                        installed
...

MODULE列のoperator-lifecycle-managerのエントリは、installed状態であることに注意してください。

また、olcnectl module reportコマンドを使用して、モジュールに関する情報を確認します。たとえば、次のコマンドを使用して、myenvironmentのmyolmという名前のOperator Lifecycle Managerモジュールを確認します:

olcnectl module report \
--environment-name myenvironment \
--name myolm \
--children

olcnectl module reportコマンドの構文の詳細は、「プラットフォーム・コマンドライン・インタフェース」を参照してください。

Operator Lifecycle Managerコンテナがデプロイされていることを確認するには、コントロール・プレーン・ノードでkubectlコマンドを使用して、operator-lifecycle-managerネームスペースで実行されているデプロイメントをリストします。

kubectl get deployments --namespace operator-lifecycle-manager

出力は次のようになります:

NAME               READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
catalog-operator   1/1     1            1           2m36s
olm-operator       1/1     1            1           2m36s
packageserver      2/2     2            2           2m30s