1 Rookモジュールの概要
RookはCeph上に構築されたコンテナ・ストレージ・プラットフォームです。 Rookは、Kubernetesクラスタ内でKubernetesオペレータとしてデプロイされ、Kubernetesコンテナ・ストレージ・インタフェース(CSI)を使用してCephでバックアップされた永続ストレージをプロビジョニングするために必要な作業を自動化します。
Rookモジュールは、Oracle Cloud Native Environmentで実行されているKubernetesクラスタへのRookのインストールを実行するために使用されます。
Cephを使用すると、Kubernetesアプリケーション用に様々なタイプのストレージを設定できます:
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CephBlockPoolを使用したブロック・ストレージ。 これにより、RAWブロック・デバイス・ボリュームがポッドに提供されます。
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CephFilesystem (CephFS)を使用した共有ファイル・システム・ストレージ。 これにより、共有POSIX (Portable OS Interface)準拠フォルダが1つ以上のポッドにマウントされます。 これは、NFS (Network File System)共有ストレージ、またはCIFS (Common Internet File System)共有フォルダに似ています。
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CephObjectStoreを使用したオブジェクト・ストレージ。 これにより、ポッドにBLOB (バイナリ・ラージ・オブジェクト)ストレージが提供されます。
CephFilesystemボリュームはReadWriteMany永続ボリュームで使用できますが、CephBlockPoolブロック・ボリュームはReadWriteOnceのようにできません。
Cephクラスタおよびストレージは、Rookモジュールのデプロイ時、またはkubectlコマンドでCRDを使用した後に、Ceph関連のKubernetesカスタム・リソース定義(CRD)を含む構成ファイルを使用して設定できます。
Rookの詳細は、アップストリームの「Rookドキュメント」を参照してください。