CLI
Oracle CNEコマンドライン・インタフェース(CLI)を紹介します。
CLIは、使用可能なクラスタ・プロバイダを使用して、Kubernetesクラスタを作成および管理するために使用します。 CLIはOracle Linux 8または9にインストールされます。 CLIには、基本的なKubernetesクラスタ、またはデプロイメント環境に必要なパラメータとオプションを使用してクラスタを設定できる構成ファイルの作成に使用できる、いくつかの組込みのデフォルト構成があります。
クラスタ・プロバイダ・タイプでKubernetesクラスタAPIが使用されている場合、CLIではクラスタAPIテンプレートを使用して、クラスタ構成ファイルで構成オプションが使用できないが、クラスタAPIプロバイダで使用できるより詳細な仕様にクラスタを定義することもできます。
図2-1 CLIのアーキテクチャ

CLIアーキテクチャには次のコンポーネントがあります:
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CLI: Kubernetesクラスタの作成および管理に使用されるCLI。
ocne
コマンド。 -
デフォルト構成: すべての
ocne
コマンドの構成を含むYAMLファイル。 -
クラスタ構成: 特定のKubernetesクラスタの構成を含むYAMLファイル。
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クラスタAPIテンプレート: クラスタを作成するためのKubernetesクラスタAPIのクラスタ・リソースを含むYAMLファイル。
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コンテナ・レジストリ: Kubernetesクラスタ内のノードの作成に使用されるイメージのプルに使用されるコンテナ・レジストリ。 デフォルトはOracle Container Registryです。
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OCKイメージ: Kubernetesノードの作成に使用される、コンテナ・レジストリからプルされたOCKイメージ。
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コントロール・プレーン・ロード・バランサ: コントロール・プレーン・ノードの高可用性(HA)に使用されるロード・バランサ。 これは、デフォルトの内部ロード・バランサまたは外部ロード・バランサです。
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コントロール・プレーン・ノード: Kubernetesクラスタ内のコントロール・プレーン・ノード。
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ワーカー・ノード: Kubernetesクラスタ内のワーカー・ノード。