ocne cluster dump

Kubernetesクラスタに関する情報をローカル・ディレクトリにダンプします。デフォルトでは、シークレットおよびConfigMapsを除くすべてのクラスタ・リソースが含まれます。

ocne cluster dump 
[{-c|--curated-resources}]
[{-z|--generate-archive} path]
[{-m|--include-configmaps}]
[--json]
[--managed]
[{-n|--namespaces} namespace,...]
[{-N|--nodes} nodename, ...]
[{-d|--output-directory} path]
[{-r|--skip-cluster}]
[{-s|--skip-nodes}]
[{-p|--skip-pod-logs}]
[{-t|--skip-redaction}]

説明:

{-c|--curated-resources}: クラスタ・リソースのキュレートされたサブセットからマニフェストをダンプするかどうかを設定します。デフォルトでは、シークレットおよびConfigMapsを除くすべてのクラスタ・リソースがダンプされます。
{-z|--generate-archive} path: ダンプ・ファイルを生成して保存する.tgzまたは.tar.gzファイルのパスとファイル名を設定します。このオプションは、--output-directoryオプションと相互に排他的です。
{-m|--include-configmaps}: クラスタ・ダンプにConfigMapsを含めるかどうかを構成します。このオプションは、curated-resourcesオプションが使用されている場合には無効です。
--json: デフォルトのYAMLではなく、JSON形式でクラスタ・リソースをダンプします。
--managed: クラスタ・リソースを管理対象フィールドとしてダンプし、Kubernetesがそれらのリソースに対する変更を追跡できるようにします。
{-n|--namespaces} namespace,...: ネームスペースのカンマ区切りリスト。デフォルトでは、すべてのネームスペースが含まれます。
{-N|--nodes} nodename, ...: 含めるノードのカンマ区切りリスト。デフォルトはすべてのノードです。
{-d|--output-directory} path: 出力を保存するローカル・システム上のパス。このオプションは、--generate-archiveオプションと相互に排他的です。
{-r|--skip-cluster}: クラスタからのデータは含めないでください。
{-s|--skip-nodes}: ノードからのデータを含めないでください。
{-p|--skip-pod-logs}: ポッドからのデータは含めないでください。
{-t|--skip-redaction}: 機密データをリダクションしないでください。

例4-44クラスタ情報をローカル・ディレクトリにダンプ

クラスタに関する情報をローカル・ディレクトリにダンプするには:

ocne cluster dump --output-directory $HOME/dump

例4-45ノード情報をローカル・ディレクトリにダンプします。

クラスタ情報を含めずに、特定のノードに関する情報をローカル・ディレクトリにダンプするには:

ocne cluster dump --output-directory $HOME/dump --skip-cluster --nodes mynode1,mynode2

例4-46アーカイブ・ファイルへのクラスタ情報のダンプ

ノード情報を含まないクラスタ情報をアーカイブ・ファイルにダンプするには:

ocne cluster dump --generate-archive $HOME/dump/cluster_dump.tgz --skip-nodes