ocne cluster start
デフォルトまたはカスタマイズされた構成を使用して、Kubernetesクラスタをデプロイします。
4つの主要なタイプのデプロイメントを使用できます:
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ローカルの仮想化
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事前にプロビジョニングされたコンピュート・リソース
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自己プロビジョニング・コンピュート・リソース
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クラウド・プロバイダまたはその他のインフラストラクチャの自動化
ocne cluster start
[{-u|--auto-start-ui} {true|false}]
[{-o|--boot-volume-container-image} URI]
[{-C|--cluster-name} name]
[{-c|--config} path]
[{-n|--control-plane-nodes} integer]
[{-i|--key} path]
[--load-balancer address]
[{-P|--provider} provider]
[{-s|--session} URI]
[{-v|--version} version]
[--virtual-ip IP]
[{-w|--worker-nodes} integer]
説明:
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{-u|--auto-start-ui} {true|false} -
クラスタの起動後にUIをブラウザ・ウィンドウに自動的にロードするかどうかを設定します。 デフォルトは、
trueです。 -
{-o|--boot-volume-container-image} URI -
OSブート・ボリュームを含むコンテナ・イメージのURI。
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{-C|--cluster-name} name -
起動するクラスタの名前。 デフォルトは
ocneです。 -
{-c|--config} path -
クラスタの定義を含む構成ファイルへのパス。 この値を指定しない場合、コマンドが実行されるシステムのデフォルトのハイパーバイザを使用して、小さい(エフェメラル)クラスタが作成される可能性があります。
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{-n|--control-plane-nodes} integer -
ローカルの仮想化を使用してデプロイされたクラスタに対してプロビジョニングするコントロール・プレーン・ノードの数。
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{-i|--key} path -
リモート・システムのSSH公開キーへのパス。 デフォルトは
$HOME/.ssh/id_rsa.pubです。 -
--load-balancer address -
Kubernetes APIサーバーの外部ロード・バランサのホスト名またはIPアドレス。
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{-P|--provider} provider -
クラスタとの対話時に使用するプロバイダ。 オプションは次のとおりです。
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byo -
libvirt(デフォルト) -
none -
oci -
olvm
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{-s|--session} URI -
libvirtプロバイダのセッションURI。ローカル・セッションの場合は、
qemu:///systemを使用します。リモート・セッションの場合は、
qemu+ssh://host/systemという形式を使用します。「ホスト」は、リモート・システムの名前またはIPアドレスです。 -
{-v|--version} version -
使用するKubernetesバージョン番号。
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--virtual-ip IP -
内部ロード・バランサの使用時にKubernetes APIサーバーに使用する仮想IPアドレス。 IPアドレスを設定しない場合、コントロール・プレーン・ノードのサブネットを使用してIPアドレスが自動的に設定されます。
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{-w|--worker-nodes} integer -
ローカルの仮想化を使用してデプロイされたクラスタに対してプロビジョニングするワーカー・ノードの数。
例4-61 libvirtプロバイダを使用したデフォルト・クラスタの作成
すべてのデフォルト設定を使用してlibvirtクラスタを作成するには:
ocne cluster start
例4-62 ociプロバイダを使用したデフォルト・クラスタの作成
OCIにクラスタを作成するには、システム上のデフォルト設定およびデフォルト構成ファイルを使用します:
ocne cluster start --provider oci
例4-63 olvmプロバイダを使用したデフォルト・クラスタの作成
Oracle Linux Virtualization Managerにクラスタを作成するには、システム上のデフォルト設定およびデフォルト構成ファイルを使用します:
ocne cluster start --provider olvm
例4-64構成ファイルを使用したlibvirtクラスタの作成
構成ファイルを使用してlibvirtクラスタを作成するには:
ocne cluster start --config myconfig.yaml
例4-65 byoプロバイダを使用したクラスタの作成
byoプロバイダを使用してクラスタを作成するには:
ocne cluster start --provider byo
例4-66指定されたノードおよび仮想IPを持つlibvirtクラスタの作成
指定した数のワーカー・ノードとコントロール・プレーン・ノード、および仮想IPアドレスを使用してクラスタを作成するには:
ocne cluster start --control-plane-nodes 3 --worker-nodes 5 --virtual-ip 192.168.0.100
例4-67構成ファイルを使用したリモートlibvirtクラスタの作成
構成ファイルを使用してリモート・ホストにクラスタを作成するには:
ocne cluster start --session qemu+ssh://myuser@myhost.example.com/system --config myconfig.yaml
例4-68既存のクラスタへのUIおよびアプリケーション・カタログのインストール
UIおよびアプリケーション・カタログを既存のOracle CNEリリース1.x Kubernetesクラスタにインストールするには:
ocne cluster start --provider none --kubeconfig $HOME/.kube/kubeconfig.ocne19