クラスタのスケーリング

Oracle Linux Virtualization ManagerでKubernetesクラスタをスケーリングする方法を学習します。

クラスタ・ノードは、管理クラスタでkubectl scaleコマンドを使用するか、自己管理の場合はOracle Linux Virtualization Managerワークロード・クラスタで直接スケーリングできます。

ノート:

クラスタ・ノードをスケーリングするには、適切なKubernetesクラスタAPIカスタム・リソース・ファイルのreplicasオプションを編集します。

kubectl scaleコマンドを使用して、Oracle Linux Virtualization ManagerのKubernetesクラスタ内のワーカー・ノードの数をスケーリングします。

Kubernetesクラスタ内のワーカー・ノードは、管理クラスタでkubectl scaleコマンドを実行するか、自己管理の場合はOracle Linux Virtualization Managerワークロード・クラスタでスケーリングできます。

machinedeploymentsカスタム・リソースの名前を取得します。
kubectl getコマンドを使用して、この情報を取得します。たとえば:
```
kubectl get machinedeployments --namespace olvm
```
kubectl scaleコマンドを実行して、新しいワーカー・ノード数を指定します。
--replicasオプションを使用して、新しいワーカー・ノード数を設定します。この例では、machinedeploymentsカスタム・リソースの名前はmycluster-md-0です:
```
kubectl scale machinedeployment mycluster-md-0 --replicas 3 --namespace olvm
```
クラスタが安定するまで待機してから、その他のスケーリング操作を実行します。
Oracle Linux Virtualization Managerクラスタで次のコマンドを実行して、ノードのステータスを監視できます:
```
watch kubectl get nodes -A
```
クラスタは、すべてのクラスタ・ノードがReadyのステータスを示している場合、安定しています。 Ctrl+Cを使用してコマンドを終了します。
クラスタ内のワーカー・ノードの数は、設定したレプリカの数までスケール・アップまたはスケール・ダウンされます。

kubectl scaleコマンドを使用して、Oracle Linux Virtualization Manager上のKubernetesクラスタ内のコントロール・プレーン・ノードの数をスケーリングします。

Kubernetesクラスタのコントロール・プレーン・ノードは、管理クラスタでkubectl scaleコマンドを実行するか、自己管理の場合はOracle Linux Virtualization Managerワークロード・クラスタでスケーリングできます。

kubeadmcontrolplaneカスタム・リソースの名前を取得します。
kubectl getコマンドを使用して、この情報を取得します。たとえば:
```
kubectl get kubeadmcontrolplane --namespace olvm
```
kubectl scaleコマンドを実行して、新しい数のコントロール・プレーン・ノードを指定します。
--replicasオプションを使用して、新しいコントロール・プレーン・ノード数を設定します。この例では、kubeadmcontrolplaneカスタム・リソースの名前はmycluster-control-planeです:
```
kubectl scale kubeadmcontrolplane mycluster-control-plane --replicas 3 --namespace olvm
```
クラスタが安定するまで待機してから、その他のスケーリング操作を実行します。
Oracle Linux Virtualization Managerクラスタで次のコマンドを実行して、ノードのステータスを監視できます:
```
watch kubectl get nodes -A
```
クラスタは、すべてのクラスタ・ノードがReadyのステータスを示している場合、安定しています。 Ctrl+Cを使用してコマンドを終了します。
クラスタ内のコントロール・プレーン・ノードの数は、設定したレプリカの数までスケール・アップまたはスケール・ダウンされます。