3.4 ノードの設定

この項では、Oracle Linux Cloud Native Environmentで使用するようにノードを設定する方法について説明します。ノードは、Kubernetesクラスタを形成するために使用されます。

オペレータ・ノードは、Platform CLIとPlatform API Serverを使用して、Kubernetesクラスタのデプロイメントを実行するために使用されます。オペレータ・ノードは、Kubernetesクラスタ内のノードであっても、個別のホストであってもかまいません。このマニュアルの例では、オペレータ・ノードは個別のホストであり、Kubernetesクラスタの一部ではありません。

それぞれのKubernetesノード(マスター・ノードとワーカー・ノードの両方)に、Platform Agentがインストールされている必要があります。Kubernetesノードの設定前に、ノードの準備が必要です。ノードの準備方法の詳細は、第2章「Oracle Linux Cloud Native Environmentの準備」を参照してください。

必須パッケージのインストール時に、olcneユーザーが作成されます。このユーザーは、Platform API ServerまたはPlatform Agentサービスの起動に使用するもので、そのタスクを実行するための最小限のオペレーティング・システム権限が付与されています。olcneユーザーは、その他の目的には使用しないでください。

3.4.1 オペレータ・ノードの設定

この項では、オペレータ・ノードの設定について説明します。operatorノードは、環境のデプロイメント(Kubernetesクラスタのデプロイを含む)の実行と管理に使用するホストです。

オペレータ・ノードを設定するには:

  1. オペレータ・ノードに、Platform CLIとPlatform API Serverおよびユーティリティをインストールします。

    $ sudo yum install olcnectl olcne-api-server olcne-utils
  2. olcne-api-serverサービスを有効化します。ただし、そのサービスは起動しないでくださいolcne-api-serverサービスは、X.509証明書の構成時に起動されます。

    $ sudo systemctl enable olcne-api-server.service 

    Platform API Serverの構成オプションの詳細は、6.1「Platform API Serverの構成」を参照してください。