この項では、olcnectlコマンドを使用してOracle Linux Cloud Native Environmentデプロイメントを作成および管理する方法について説明します。olcnectlコマンドを使用すると、欠落しているオプションの入力が求められます。olcnectlコマンドの構文の詳細は、5.1「Platform CLIの構文」を参照してください。
Oracle Linux Cloud Native Environmentをデプロイするとき最初のステップは、空の環境を作成することです。
環境の作成には、Vaultによって提供される証明書を使用することも、ノードに存在している証明書を使用することもできます。
olcnectl environment createコマンドを使用して、環境を作成します。たとえば、Vaultインスタンスから生成された証明書を使用して、myenvironmentという環境を作成するには、次のようにします。
$ olcnectl --api-server 127.0.0.1:8091 environment create --environment-name myenvironment \
--update-config \
--vault-token s.3QKNuRoTqLbjXaGBOmO6Psjh \
--secret-manager-type vault \
--vault-address https://192.0.2.20:8200
olcnectl environment createコマンドを使用して、--secret-manager-type fileファイル・オプションを指定します。次に例を示します。
$ olcnectl --api-server 127.0.0.1:8091 environment create --environment-name myenvironment \
--update-config \
--secret-manager-type file \
--olcne-node-cert-path /etc/olcne/configs/certificates/production/node.cert \
--olcne-ca-path /etc/olcne/configs/certificates/production/ca.cert \
--olcne-node-key-path /etc/olcne/configs/certificates/production/node.key