add_proxy

Oracle Management Serverから管理エージェントへのHTTPSトラフィックを仲介するプロキシを追加します。このプロキシは、oracle_em_proxyターゲット・タイプとしてモデル化されることに注意してください。管理エージェントは、次の2つの方法でプロキシに関連付けることができます。
  1. 管理エージェント名を使用する方法。

  2. 管理エージェント名のパターンを使用する方法。

現在、oracle_em_proxyターゲット・タイプのプロキシは、Oracle Management Serverから管理エージェントへのトラフィックでのみサポートされます。逆方向の(管理エージェントからOracle Management Serverに向かう)トラフィックの場合、プロキシ設定は、対応する管理エージェントのemd.propertiesファイルで指定できます。

書式

emcli add_proxy
      -name="<name>"
      -host="<host>"
      -port=<port>
      -protocol=<http | https>
      [-named_credential="<credential name>"]
      [-agents="<name1>,<name2>,..."]
      -agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
      [-excluded_agent_patterns="<name pattern1>,<name pattern2>,..."]
      -oms_agent="<name>"

[ ] indicates that the parameter is optional. 

オプション

  • name

    プロキシを識別する一意の名前。

  • host

    プロキシを設定するマシンのホスト名。

  • port

    プロキシ・サービスを提供するプロキシ・ホストのポート。

  • protocol

    プロキシが仲介するトラフィックで使用されるプロトコル。このオプションの有効な値は、httpまたはhttpsです。

  • named_credential

    プロキシの認証で使用する名前付き資格証明の名前。

  • agents

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のカンマ区切りリスト。バックスラッシュ文字(\)は、エスケープ文字として使用できます。指定した名前の管理エージェントが存在しない場合、無視されます。

  • agent_patterns

    プロキシが仲介する管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。パターンでは、1つ以上の文字を表すアスタリスク(*)、および1個の文字を表す疑問符(?)という2つのワイルドカード文字と、エスケープ文字を表すバックスラッシュ(/)を使用できます。

  • excluded_agent_patterns

    (-agent_patternsオプションを使用して)プロキシに関連付けられた管理エージェント名のパターンによって識別される管理エージェントの名前から除外する必要のある管理エージェントの名前のパターンのカンマ区切りリスト。これらのパターンでも、-agent_patternsオプションに適用されるものと同じワイルドカード文字を使用できます。

  • oms_agent

    Oracle Management Serverで設定された管理エージェントの名前。

  • parameter_1

    パラメータを記述する文のフラグメント。

次の例では、オプションのname、host、portおよびprotocolを使用して新しいプロキシを追加します。この例では、管理エージェントの書式は、host<id>.<domain>.oracle.com:3535です(idは000から999の範囲の3桁の数字で、ドメインは値in、us、ukまたはfrを含みます)。このようなデプロイメントの場合、このプロキシは、usドメインのhost000およびhost001と、すべてのドメインのhost100からhost179までに関連付けられます。

emcli add_proxy
      -name="us-proxy-4"
      -host="www-proxy-4.us.mycompany.com"
      -port=80
      -protocol=http
      -agents="host000.mycompany.com:3535,host001.mycompany.com:3535"
      -agent_patterns="host1*"
      -excluded_agent_patterns="host18*,host19*"
      -oms_agent="slc02pgw.mycompany.com:1838"