modify_threshold

指定したターゲットとメトリックに関するしきい値設定を編集します。

書式

emcli modify_threshold
        -target_name="tname"
        -target_type="ttype"
        [-metric="met"]
        [-column="col"]
        [-key_columns="val1;val2;..."]
        [-warning_threshold="warn"]
        [-critical_threshold="crit"]
        [-occurrences="occur"]
        [-prevent_override="0 or 1"]
        [-force]
        [-input_file="FILE:cli_input.txt"]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • target_name

    しきい値に関連付けられているターゲットの名前。

  • target_type

    しきい値に関連付けられているターゲットのタイプ。

  • metric

    しきい値に関連付けられているメトリックのカテゴリ。

  • column

    しきい値に関連付けられているメトリックの列。

  • key_columns

    しきい値に関連付けられているキー列の値。キーベースのメトリックでこのオプションを指定しないと、EM CLIが発生します。

  • warning_threshold

    新しい警告しきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • critical_threshold

    新しいクリティカルのしきい値。警告しきい値を指定しない場合、" "を指定します。警告しきい値とクリティカルのしきい値が比較演算子によって矛盾する場合、EM CLIエラーが発生します。指定したしきい値を保存するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • occurrences

    アラート発生までのしきい値違反の発生回数。以前の値を保持する場合(ある場合)、このオプションを省略します。

  • prevent_override

    このターゲットに対する今後のテンプレート適用操作で、このメトリックのしきい値の編集を防止します。管理グループによって、周期的なテンプレート適用操作が管理対象のターゲット上に送信されているため、prevent_overrideフラグを設定していない場合、設定したメトリックしきい値が上書きされることがあります。

    prevent_overrideがデータベースに設定されておらず、prevent_overrideを指定してもおらず、かつターゲットが管理グループによって管理されている場合、エラーが発生します。prevent_overrideを使用せずに続行するには-forceを使用します。元の値を保持する(指定されている場合)には、このオプションを省略します。

  • force

    前のエラー・メッセージで推奨された場合に、指定したしきい値を保存します。

  • input_file

    テキスト・ファイル内の複数のメトリックに対して、しきい値の詳細を指定します。input_fileオプションを使用する場合、このコマンドでmetric、column、key_columns、warning_threshold、critical_threshold、occurrencesおよびprevent_overrideを指定しないでください。

    input_fileパラメータの詳細は、「-input_fileの構文ガイドライン」を参照してください。

    複数のメトリックの詳細を、入力ファイルに次のように指定できます。

            START_RECORD 1
            metric , Filesystems
            column , available
            key_columns , ab;cd;
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 3
            prevent_override , 1
            END_RECORD 1
     
            START_RECORD 2
            metric , Load
            column , cpuUtil
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 3
            prevent_override , 1  
            END_RECORD 2
    
    

    その他すべてのキーのしきい値を設定するには、詳細を次のように指定します。

            START_RECORD 1
            metric , Filesystems
            column , available
            key_columns , ;
            warning_threshold , 15
            critical_threshold , 50
            occurrences , 1
            END_RECORD 1

例1

この例では、Loadメトリックのクリティカルのしきい値を「0」に設定し、ホスト「myhost.example.com」上のcpuUtil列を指定します。警告しきい値と応答アクション(ある場合)は元のまま変更されません。

emcli modify_threshold
          -target_name="myhost.example.com"
          -target_type="host"
          -metric="Load"
          -column="cpuUtil"
          -critical_threshold="0"
          -prevent_override="0"
          -force

例2

この例では、ホストmyhost.example.comのsd0というDiskActivityデバイスについて、DiskActivitybusyしきい値を取得します。

emcli modify_threshold
          -target_name="myhost.example.com"
          -target_type="host"
          -metric="DiskActivity"
          -column="DiskActivitybusy"
          -key_columns="sd0;"
          -warning_threshold="55"
          -critical_threshold="65"
          -occurrences="3"