sync

EM CLIクライアントをOMSと同期します。同期化した後、このOMSで使用可能なすべての動詞および関連付けられたコマンドライン・ヘルプが、EM CLIクライアントで使用可能になります。設定のコール時に、自動で同期化されます。

syncを実行するには、次の2通りの方法を利用できます。

  • パラメータを使用する

  • パラメータを使用しない

    syncが、あらかじめ設定された同じOMSに接続して、最新のjarファイルをダウンロードします。

標準モード

emcli sync
         [-url="http[s]://host:port/em"]
         [-username=<EM_username>]
         [-password=<EM_user's_password>]
         [-trustall]
         [-novalidate]

[ ]  indicates that the parameter is optional.

オプション

  • url

    Enterprise Manager OMSのURL。httpおよびhttpsの両方がサポートされていますが、セキュリティ上の理由から、httpsの使用をお薦めします。

  • username

    OMSへの接続時に、その後のすべてのEM CLIコマンドで使用するユーザー名。

  • password

    Enterprise Managerユーザーのパスワード。このオプションを指定しない場合、対話形式でパスワードの入力を求められます。コマンドラインでのパスワードの入力は、セキュアではないため、避けてください。

  • trustall

    OMSから任意のサーバー資格証明を自動的に受け入れます(低セキュリティ)。また、設定ディレクトリがローカルで、信頼できることを示します。このオプションを渡すか、証明書キーストア・ファイルを含む環境変数EMCLI_CERT_LOCを設定します。ファイルが存在しない場合、システムは証明書のこの場所に格納します。

  • novalidate

    OMSに対してEnterprise Managerユーザー名を認証しません。指定されたユーザー名が有効であると想定します。

この例では、Enterprise Managerユーザーjohn_doeとして接続することにより、EM CLIクライアントをOMSと同期化します。ユーザーは対話形式でパスワードの入力が求められます。

emcli sync
           -url="https://mymachine.example.com"
           -username=john_doe
           -trustall
           -novalidate