5 「サービス」メトリック
「DNSレスポンス」メトリック
次の各項では、「DNSレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
ユーザーの処理
TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。
[DNS]再試行回数
このメトリックは、DNS参照が成功するまでの再試行の合計回数を表します。
ユーザーの処理
TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。
[DNS]結果数
このメトリックは、DNSリクエストへのレスポンスに複数の応答が含まれている可能性があることを表します。これは、DNSサービスからのレスポンスに含まれる応答数(IPアドレスの数など)を示します。
ユーザーの処理
結果数が予想していた数と異なる場合、DNSサービスの構成を調べる必要があります。
[DNS]合計接続時間(ミリ秒)
このメトリックは、DNSサービスへの接続に費やした時間を表します。このメトリックは、TCPプロトコルを使用した問合せで収集されます。
ユーザーの処理
合計接続時間が長い場合、ネットワークの混雑が問題となっている可能性があります。
[DNS]合計レスポンス時間(ミリ秒)
このメトリックは、DNSサービスからのレスポンスを受信するために費やした合計時間を表します。
ユーザーの処理
応答前にDNSサーバーで参照を実行する必要があると、レスポンス時間が異常に長くなることがあります。合計レスポンス時間が常に長い場合は、ネットワークが遅くなっているか、DNSサーバーでのレスポンス生成に問題が発生している可能性があります。tracerouteを使用してネットワークの問題を診断してください。
[DNS]TTL(秒)
このメトリックは、DNSリクエストへのレスポンスに複数の応答が含まれている可能性があることを表します。DNSレスポンスの各応答には、クライアントで応答をキャッシュできる秒数を示したTTL(Time To Live)が含まれます。ここでレポートされるTTL値は、DNSレスポンスに含まれるすべての応答のうちの最小TTLです。
ユーザーの処理
TTL値が小さい場合、より長時間のキャッシュを可能にするようDNSサービスを構成できます。
「FTPレスポンス」メトリック
このメトリックは、FTPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[FTP]NOOP時間(ミリ秒)
このメトリックは、NOOPの実行に費やした時間を表します。NOOP (操作なし)は、FTPサービスが「OK」ステータスでレスポンスするリクエストです。NOOPに対するレスポンスの生成は最小限の手順で済むため、NOOPはネットワークのラウンドトリップ時間とほぼ同じになります。
「HTTP RAW」メトリック
次の各項では、「HTTP RAW」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
HTTP RAW: 接続当たりの時間
このメトリックは、トランザクション内のすべてのページの平均接続時間を測定します。平均接続時間は、合計接続時間を接続数で除算することにより算出されます。接続時間は、レスポンス時間の問題を特定して修正するのに役立つ、トランザクションのフェーズの1つです。
ユーザーの処理
平均接続時間を一定期間調べることにより、ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、Webアプリケーションのレスポンス時間が遅くなっているかどうかを確認できます。
HTTP RAW: 中断URL数
このメトリックは、トランザクション、ステップまたはステップ・グループによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。
HTTP RAW: 接続時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクション、ステップまたはステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。
ユーザーの処理
長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。
HTTP RAW: ページ当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)
これは、最初のバイト時間をステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのページ数で割ったものです。
ユーザーの処理
ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
HTTP RAW: HTML時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを個々のフェーズに分解します。各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。
ユーザーの処理
HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。
HTTP RAW: 非HTML時間(ms)
これは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するのに要した時間です。
ユーザーの処理
非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。
HTTP RAW: 認識された最も遅いページ / ページ要素時間(ms)
このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションにおいて最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
HTTP RAW: 1ページ/ページ要素当たりの認識時間(ms)
このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
HTTP RAW: 認識合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
HTTP RAW: リダイレクト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、トランザクション内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。
ユーザーの処理
HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。
HTTP RAW: 合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
HTTP RAW: 転送速度(KB/秒)
「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。
ユーザーの処理
ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。
HTTP RAW: 最初のバイト時間
Enterprise Managerでは、各トランザクション、ステップまたはステップ・グループを個々のフェーズに分解します。各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
ユーザーの処理
「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
HTTPステップ・グループのメトリック
次の各項では、「HTTPステップ・グループ」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[HTTPステップ・グループ]接続時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。ステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。
ユーザーの処理
長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。
[HTTPステップ・グループ]中断URL数
このメトリックは、ステップ・グループによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。
[HTTPステップ・グループ]最初のバイト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
ユーザーの処理
「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPステップ・グループ]ページ当たりの最初のバイト時間(ms)
これは、最初のバイト時間をステップ・グループのページ数で割ったものです。
ユーザーの処理
ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPステップ・グループ]HTML時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。
ユーザーの処理
HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。
[HTTPステップ・グループ]非HTML時間(ms)
これは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するのに要した時間です。
ユーザーの処理
非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。
[HTTPステップ・グループ]認識された最も遅いページ時間(ms)
このメトリックは、ステップ・グループにおいて最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ・グループ]ページ当たりの認識時間(ms)
このメトリックは、ステップ・グループにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ・グループ]認識合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ・グループをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ・グループ]リダイレクト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ・グループを個々のフェーズに分解します。ステップ・グループの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、ステップ・グループ内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。
ユーザーの処理
HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。
[HTTPステップ・グループ]接続当たりの時間(ms)
これは、接続時間をステップ・グループの処理時に確立される接続数で割ったものです。
ユーザーの処理
一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。
[HTTPステップ・グループ]転送速度(KB/秒)
「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。
ユーザーの処理
ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。
[HTTPステップ・グループ]合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ・グループを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
「HTTPトランザクション」メトリック
次の各項では、「HTTPトランザクション」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[HTTPトランザクション]接続時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。
ユーザーの処理
長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。
[HTTPトランザクション]最初のバイト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
ユーザーの処理
「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPトランザクション]ページ当たりの最初のバイト時間(ms)
これは、最初のバイト時間をトランザクションのページ数で割ったものです。
ユーザーの処理
ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPトランザクション]非HTML時間(ms)
このメトリックは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するために費やした時間を表します。
ユーザーの処理
非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。
[HTTPトランザクション]HTML時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。
ユーザーの処理
HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。
[HTTPトランザクション]認識された最も遅いページ時間(ms)
このメトリックは、トランザクションの最も遅いページをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPトランザクション]ページ当たりの認識時間(ms)
トランザクションにおいて各ページをWebブラウザで表示する場合に予想される平均時間です。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPトランザクション]認識合計時間
このメトリックは、トランザクションをWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPトランザクション]リダイレクト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各トランザクションを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、トランザクション内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。
ユーザーの処理
HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。
[HTTPトランザクション]接続当たりの時間(ms)
これは、接続時間をトランザクションの処理時に確立される接続数で割ったものです。
ユーザーの処理
一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。
[HTTPトランザクション]合計時間(ms)
このメトリックは、トランザクションの処理にかかった合計時間を示します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
HTTPユーザー処理のメトリック
次の各項では、「HTTPユーザー処理」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[HTTPステップ]接続時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップを個々のフェーズに分解します。トランザクションの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。接続時間は、サーバーに接続するトランザクションで経過した合計時間です。1回のトランザクションで複数の接続が確立されることもあります。リダイレクトが発生するリクエスト用の接続で経過した時間は、接続時間ではなくリダイレクト時間としてカウントされます。
ユーザーの処理
長い接続時間の原因は、通常、ネットワークの遅延またはWebサーバーのビジー状態です。また、長い接続時間は、トランザクションで確立される接続が多すぎることも示しています。HTTP永続接続をアプリケーションで有効化していない場合は、永続接続を有効化することを検討してください。
[HTTPステップ]中断URL数
このメトリックは、ステップによりアクセスされたページのコンテンツを表示する際に発生したエラーの数を測定します。たとえば、GIFイメージやスタイルシートが存在しない場合、このメトリックの値が増加します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、Webアプリケーションにより提供されるページの品質を測定します。たとえば、このメトリックの値が大きい場合、ファイルが移動されているか、アプリケーション内の相対リンクが破損している可能性があります。
[HTTPステップ]最初のバイト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップ要素を分解します。各ステップ要素のパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
ユーザーの処理
「接続時間」および「リダイレクト時間」と同様に、このメトリックは、ページ・コンテンツまたはWebアプリケーション・ソフトウェアが(1バイトの情報をブラウザへ転送する際の実時間ではなく)レスポンス時間を遅くした原因であるかどうかを特定する際に役立ちます。最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPステップ]ページ要素当たりの最初のバイト時間(ミリ秒)
これは、最初のバイト時間をステップ要素の数で割ったものです。
ユーザーの処理
ページ当たりの最初のバイト時間が長い場合、エージェントとサービス間のネットワーク待機時間が長くなっている可能性があります。一部のアプリケーションでは、ページの最初のバイトを送信する前にページ全体を生成します。このようなアプリケーションでは、最初のバイト時間が長い場合、サーバーによる各ページの生成に時間がかかっている可能性もあります。
[HTTPステップ]HTML時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップを分解します。各ステップ要素のパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。このメトリックは、HTML時間(ページのHTMLコードをブラウザに送信する際に要する時間)を測定します。このメトリックには、イメージやその他のページ・コンテンツの送信時間は含まれません。
ユーザーの処理
HTML時間が遅い場合、アプリケーションが各ページの生成を完了するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。
[HTTPステップ]非HTML時間(ms)
このメトリックは、イメージなどの非HTMLコンテンツをブラウザに転送するために費やした時間を表します。
ユーザーの処理
非HTML時間が遅い場合、アプリケーションがイメージを生成するのに長い時間を要している可能性があります。または、HTML時間が遅い場合、エージェントとサービス間のネットワーク帯域幅が小さい可能性もあります。アプリケーションの個別イメージの数を減らすことを検討してください。
[HTTPステップ]認識された最も遅いページ要素時間(ms)
このメトリックは、最も遅いステップ要素をWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるページを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いページまたはステップを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ]ページ要素当たりの認識時間(ms)
このメトリックは、各ステップ要素をWebブラウザで処理する場合に予想される平均時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。また、このメトリックは、1ページ当たりを基準に標準化されているため、異なるトランザクションの相対パフォーマンスを比較する場合にも役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、ステップ・グループの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ]認識合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ要素をWebブラウザで表示する場合に予想される時間を表します。このメトリックは、ユーザーの体感に最も近い実用的な測定値であるため、しきい値を設定する際に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いステップ・グループを特定してから、ステップの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ]リダイレクト時間(ms)
Enterprise Managerでは、各ステップを個々のフェーズに分解します。ステップの各フェーズのパフォーマンス・メトリックは、レスポンス時間が遅いことを示すアラートの原因の特定に役立ちます。いくつかのページは、HTTPリクエストを他のページに自動的にリダイレクトします。「リダイレクト時間」は、ステップ内のすべてのリダイレクトの合計時間を表します。リクエストのリダイレクトに要する時間は、ページのレスポンス時間全体に影響します。
ユーザーの処理
HTTPリクエストのリダイレクトには時間がかかります。リダイレクトが原因でパフォーマンスの問題が発生する場合、他のHTMLページにユーザーを送信する別の方法を検討してください。
[HTTPステップ]接続当たりの時間(ms)
このメトリックは、接続時間をステップの処理時に確立される接続数で割ったものを表します。
ユーザーの処理
一接続当たりの時間が遅い原因は、ページのコンテンツとは関係ありません。多くの場合、ネットワーク速度が遅いか、Webサーバーがビジーであるため適切なタイミングでWebサーバーにリクエストを渡せないことが原因です。HTTPSを使用するトランザクションは通常、HTTPを使用するトランザクションよりも一接続当たりの時間が長くなります。
[HTTPステップ]合計時間(ms)
このメトリックは、ステップを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[HTTPステップ]転送速度(KB/秒)
「転送速度」は、データがWebサーバーからクライアント・ブラウザに転送された速度を表します。これは、合計受信データ(KB)を合計トランザクション時間で除算することにより算出されます。
ユーザーの処理
ネットワークの混雑または接続に関するその他の問題が原因で、転送速度が遅くなる場合があります。
ICMPエコー・レスポンスのメトリック
次の各項では、「ICMPエコー・レスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[ICMP Ping]最後のホスト
このメトリックは、最終的な接続先への転送中に正常に到達した最後のノードを表します。
ユーザーの処理
最後のホストが接続先のノードではない場合は、最後のホストと接続先のノードの間にネットワーク上の問題が存在している可能性があります。ホストが稼働しており、停止しているルーターがないことを確認してください。
[ICMP Ping]ホップ数
このメトリックは、ホストに到達するまでに転送されたネットワーク・ノードの数を表します。
ユーザーの処理
この数が予想より多い場合は、ネットワーク構成を調べてください。ルーターがパケットを間違ってルーティングしている可能性があります。
[ICMP Ping]ドロップしたパケット(%)
このメトリックは、接続先に到達できなかったパケットの割合を表します。
ユーザーの処理
パケットがドロップされる理由は、通常、ネットワークの混雑です。混雑の原因を取り除くか、ネットワーク帯域幅をアップグレードしてください。
[ICMP Ping]レスポンス時間(ミリ秒)
このメトリックは、エージェントが、ホストに送信された各pingのレスポンスを受信するまで待機した平均時間を表します。
ユーザーの処理
レスポンス時間が遅い場合、ネットワークが混雑しているか、パケットがホストに到達するのに時間がかかっている可能性があります。ネットワーク構成を調べてください。レスポンス時間が遅い場合は、ホップ数も多くなるのが普通です。
「IMAPレスポンス」メトリック
このメトリックは、IMAPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[IMAP]タイミング(ミリ秒)
このメトリックは、IMAP接続のオープン、IMAPサービスへのログイン、電子メール・フォルダのリスト表示、および電子メール・メッセージの読取りに費やした合計時間(ミリ秒単位)を表します。
「JDBCレスポンス」メトリック
次に、JDBCレスポンスメトリックとその説明を示します。
[JDBC]合計時間(ミリ秒)
このメトリックは、JDBCを介してデータベースに接続し、問合せを実行するために費やした合計時間を表します。これは、接続時間、準備時間、実行時間、フェッチ時間およびクローズ時間の合計です。
「LDAPレスポンス」メトリック
このメトリックは、LDAPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[LDAP]比較時間(ミリ秒)
このメトリックは、LDAPサーバーに対して比較操作を実行するために費やした時間(ミリ秒単位)を表します。この操作は、LDAPアクティビティへのログインをシミュレートします。
「OATS Raw」メトリック
このメトリックは、Oracle Application Testing Suite (OATS)トランザクション・サービス・テストと付随するステップのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[OpenScript]合計時間(ミリ秒)
このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
[OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)
このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
「OATSトランザクション」メトリック
このメトリックは、OATSトランザクション・サービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[OpenScript]合計時間(ミリ秒)
このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
[OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)
このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
「OATSステップ」メトリック
このメトリックは、OATSトランザクション・サービス・テストに付随するステップのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[OpenScript]合計時間(ミリ秒)
このメトリックは、OATSトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、本文ダウンロード時間、フォーム合計時間、DNSルックアップ時間といった、トランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
[OpenScript]最初のバイト時間(ミリ秒)
このメトリックは、最初のバイトのレスポンス時間(送信済リクエストの最後のバイトと、発生したすべてのリクエストに対するサーバーが受信したレスポンスの最初のバイトとの間に要した時間)を測定します。これには、ネットワーク待機時間およびサーバーのレスポンス時間が含まれます。
「ポート・チェッカ」メトリック
次の各項では、「ポート・チェッカ」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[ポート・チェッカ]予期せず閉じられたポート
このメトリックは、予期せず閉じられた一連のポートを表します。
ユーザーの処理
これらのポートをブロックしているファイアウォールがないかどうかを調べます。また、これらのポートでリスニングするサーバーが稼働中であることを確認します。
「SMTPレスポンス」メトリック
このメトリックは、SMTPサービス・テストのパフォーマンスの測定に使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[SMTP] メッセージ配信時間
このメトリックは、電子メールの配信にかかった時間(ミリ秒単位)です。これには送信者による電子メールの開始から、受信者の電子メール・アカウントへの配信までの時間が含まれます。
「SOAPレスポンス」メトリック
次の各項では、「SOAPレスポンス」メトリックとその説明について示します。
SOAPレスポンスのレスポンス時間(ミリ秒)
このメトリックは、ビーコンが操作全体を完了するために費やした時間を表します。これには、HTTPリクエストの送信とレスポンスの受信に要した時間が含まれます。
Oracle SQLレスポンス
次の各項では、「Oracle SQLレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[SQL]クローズ時間(ミリ秒)
このメトリックは、接続をクローズするために費やした時間を表します。
ユーザーの処理
ネットワーク・パフォーマンスが低下している場合、クローズ時間も遅くなる可能性があります。ネットワーク構成を調べてください。
[SQL]接続時間(ミリ秒)
このメトリックは、データベースに接続するために費やした合計時間を表します。
ユーザーの処理
ネットワークが混雑している場合、データベースのユーザー認証に障害が発生した場合、またはデータベースの接続割当てに障害が発生した場合、接続時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
[SQL]実行時間(ミリ秒)
このメトリックは、SQL文を実行するために費やした時間を表します。
ユーザーの処理
データベース・パフォーマンスが低下している場合、実行時間も遅くなります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
[SQL]フェッチ時間(ミリ秒)
このメトリックは、サーバーからデータを取得するために費やした時間を表します。
ユーザーの処理
ネットワーク帯域幅が小さい場合、またはデータベース・パフォーマンスが低下している場合、フェッチ時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
[SQL]行当たりのフェッチ時間(ミリ秒)
このメトリックは、各行をフェッチするために費やした時間(フェッチ時間をフェッチ行数で割ったもの)を表します。1行当たりのフェッチ時間は、しきい値を設定する場合や、異なるOracle SQL Timingテストのパフォーマンスを比較する場合に役立ちます。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、データ転送の問題を特定します。このメトリックの値が大きい場合、クライアントとデータベース間のデータ転送帯域幅が小さすぎます。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
[SQL]フェッチされた行数
このメトリックは、問合せでフェッチされた行の合計数を表します。
ユーザーの処理
フェッチされた行数が予想していた数と異なる場合、データベースの内容を調べてください。結果に予期しない行が含まれると、フェッチ時間と合計時間に影響する可能性があります。
[SQL]準備時間(ミリ秒)
このメトリックは、SQL文を準備するために費やした時間を表します。これには、通常、問合せ内のオブジェクト・タイプのメタデータをフェッチする時間も含まれます。
ユーザーの処理
ネットワーク・パフォーマンスまたはデータベース・パフォーマンスが低下している場合、準備時間も遅くなる可能性があります。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
[SQL]合計時間(ミリ秒)
このメトリックは、データベースに接続し、問合せを実行するために費やした合計時間を表します。これは、接続時間、準備時間、実行時間、フェッチ時間およびクローズ時間の合計です。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、データベース接続性の問題を特定します。他のメトリックを調べて、問題の特定と修正を行います。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
TNS Pingレスポンス
次の各項では、「TNS Pingレスポンス」メトリックと、その説明およびユーザーの処理について示します。
[TNS]平均レスポンス時間(ミリ秒)
リスナーのこのメトリックは、レスポンス時間(ミリ秒単位)を表します。tnsping "<address>"ユーティリティを使用して計算されます。次に例を示します。
tnsping "( ADDRESS= ( PROTOCOL=TCP ) ( HOST=myhost.us.example.com ) ( PORT=15045 ) )" TNS Ping Utility for Linux: Version 11.2.0.2.0 - Production on 09-SEP-2011 06:43:16 Copyright (c) 1997, 2010, Oracle. All rights reserved. Attempting to contact ( ADDRESS= ( PROTOCOL=TCP ) ( HOST=myhost.us.example.com ) ( PORT=15045 ) ) OK (2 msec)
[TNS]ドロップしたping(%)
このメトリックは、レスポンスを受信しなかったpingの割合を表します。
ユーザーの処理
ネットワークが混雑していないことと、データベース負荷が高くないことを確認します。データベースのEnterprise Managerターゲット・インスタンスがある場合は、データベースのホームページを確認してください。
Webトランザクション(ブラウザ)RAW
このメトリックは、Webトランザクション・サービス・テストとその関連ステップおよびステップ・グループのパフォーマンスを測定するために使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[Webトランザクション(ブラウザ)]合計時間(ms)
このメトリックは、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションを処理するために費やした時間全体を表します。これには、接続時間、リダイレクト時間、最初のバイト時間、HTML時間および非HTML時間といった、ステップ、ステップ・グループまたはトランザクションのすべてのフェーズが含まれます。このメトリックは、1つのページのすべてのコンテンツが連続してフェッチされたと仮定した場合の合計トランザクション時間を測定します。
ユーザーの処理
このメトリックを使用して、問題のあるトランザクションを特定します。ユーザー・リクエストに対してレスポンスを返すのが遅いトランザクションを特定してから、トランザクションの各フェーズにドリルダウンしてこれらを分析し、問題を特定して修正します。
[Webトランザクション(ブラウザ)] ステップ・グループ
このメトリックは、ステップ・グループのすべてのステップのパフォーマンスを測定するために使用できる一連のメトリックのコンテナです。
[Webトランザクション(ブラウザ)ステップ・グループ]ステータスの説明
ビーコンがステップ・グループを正常に実行できない場合、このメトリックはステップ・グループの実行を妨げているエラーの説明を返します。