Dell PowerEdge Linuxホストでのハードウェア・モニタリングの有効化

Enterprise ManagerではDell PowerEdge Linuxホストのハードウェアのみをモニタリングすることができます。Dell PowerEdge Linuxホストのハードウェア監視を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Dell FTPサイト(http://downloads.dell.com)にアクセスして、使用しているLinux OSに対応する最新のDell OpenManage Server Administrator (OMSA)ソフトウェアをダウンロードします。

    最新のOMSAソフトウェアを見つけるには、最新のom??_lnx_managed_system*.gzファイルを次のWebサイトで検索します:http://downloads.dell.com

    ノート:

    この記事の記載時点現在のDellサイトです。最新のDell OMSAソフトウェアが見つからない場合は、Dellのサポートにお問い合せください。
  2. Dellの指示に従ってソフトウェアをインストールします。
  3. 次のステップを実行してインストールが成功したことを確認します。
    • snmpデーモンが起動され実行していることを確認します。

      % ps -ef | grep snmpd

    • 次のコマンドを実行してエラーが発生しないことを確認します。

      % /usr/bin/omreport about

      % /usr/bin/omreport system version

  4. Dell OpenManage Server AdministratorのWebサイトが起動されて実行していることを調べ、Dell OMSAソフトウェアが正常に作動していることを確認します。
    • Webブラウザを使用して、URL - https://target_hostname:1311にアクセスします。
    • オペレーティング・システムのアカウントを使用してログインします。ログインに成功しWebサイトでのナビゲートが可能なことを確認します。
  5. Linuxホストで実行しているSNMPデーモンのSNMPコミュニティ文字列がpublicでない場合、次のステップを実行してEnterprise ManagerでSNMPコミュニティ文字列のプロパティを設定します。
    1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
    2. 特定のホストのホームページにナビゲートします。
    3. 「ホスト」メニューから「ターゲット設定」「モニタリング構成」の順に選択します。
    4. このページでSNMPコミュニティ文字列のプロパティを正しい値に設定します。
  6. ホストで管理エージェントを再起動します。

    % login into host as the owner account of emagent software

    % emctl stop agent

    % emctl start agent

  7. ノート:

    管理エージェントを起動する前にDell OMSAソフトウェアが正常に機能していた場合、次のステップは必要ありません。

    次のステップを実行して、ハードウェアの監視が正常に機能していることを確認します。

    1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

    2. 特定のホストのホームページにナビゲートします。

    3. 「ホスト」メニューから「モニタリング」「すべてのメトリック」の順に選択します。

    4. このページに、メトリック(ファン、メモリー・デバイス、PCIデバイス、電源装置、プロセッサ、リモート・アクセス・カード、システムBIOS、温度)が表示されていることを確認します。

    5. 前のステップに示したメトリックのいずれかをクリックすると、そのメトリック・データのページにナビゲートでき、Enterprise Managerがフェッチできるデータを表示できます。