OSファイル・モニタリングのアーカイブ
ファイル変更をリアルタイムでモニタリングする際は、オプションでエージェントにファイルのアーカイブ・コピーを作成するように設定できます。モニタリングが最初に開始されると、その時点のファイルのコピーが作成されて、エージェントのORACLE_HOMEディレクトリ内のプライベート・ディレクトリに格納されます。その後は、そのファイルを変更すると、ファイルの追加コピーがその同じディレクトリ内にアーカイブされます。この機能を使用すると、後でユーザー・インタフェースからファイル差分を実行したり、ファイルを前のバージョンにロールバックするジョブを発行できます。
ただし、この機能では、ファイルのコピーを作成するためにディスク領域が使用されます。この機能は非常に重要なファイルに対してのみ有効にするように注意してください。作成時には、保存するファイルのコピー数を指定できます。デフォルトは5つの履歴バージョンです。これを調整することにより、潜在的なリソース消費をチューニングすることもできます。
Oracleデータベースのモニタリング・モジュールを初めて実行する際に以前のOracleデータベースの変更イベントをすべて無視するには、「ルール前のイベントを無視」フィールドでチェック・ボックスを選択します。