原因
この問題は次のいずれかの原因によって発生することがあります。
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デプロイメント・プロシージャの完了についてジョブ・システムからの通知が遅れているか、通知がない場合。通常、デプロイメント・プロシージャが終了すると、ジョブ・システムがデプロイメント・プロシージャに通知します。場合によっては、通知が遅れることや、ジョブ・システムからまったく通知されないことがあり、パッチ計画のステータスに常に「分析」状態と表示される原因になります。
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パッチ計画のステータスの変更が遅れている場合。通常は、ジョブ・システムがデプロイメント・プロシージャに完了を通知した後、ジョブ・システムは新しいジョブを発行して、パッチ計画のステータスを変更します。負荷によっては新しいジョブが実行キューに長い間とどまることがあり、そのためにパッチ計画のステータスに常に「分析」状態と表示される原因になります。
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パッチ計画のステータスを変更するジョブのエラー。場合によっては、パッチ計画のステータスを変更するために新しいジョブが発行された後で、管理リポジトリの更新の問題やシステム関連の問題があると、その新しいジョブが失敗することがあります。
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管理リポジトリのタイムゾーンの問題。管理リポジトリがOracle RACデータベースで構成されている場合に、Oracle RACの各インスタンスが異なるタイムゾーンで実行しているとき、現在のシステム時刻を確認するために問合せが実行されると、そのリクエストを処理するインスタンスによっては不正確な時刻詳細が返されることがあります。時刻詳細が不正確なために、パッチ計画のステータスを変更するジョブが実行されないことがあります。これが、パッチ計画のステータスに常に「分析」状態と表示される原因になります。