環境へのJVMエージェントのデプロイ

Java仮想マシン診断(JVMD)は、Enterprise Manager Cloud Controlの重要な機能の1つで、これを使用して管理者は本番環境におけるJavaアプリケーションのパフォーマンスの問題を診断することができます。問題を再現する必要がないため、問題の解決に要する時間を削減できます。

JVMDエージェントは、ターゲットJVM (本番環境のWebLogic Serverまたは他のアプリケーション・サーバーを実行するJVM)にデプロイされます。リアルタイムのデータを収集し、JVM診断エンジンに転送します。このデータはManagement Repositoryに格納され、収集された情報はモニタリングのためにEnterprise Manager Cloud Controlコンソールに表示されます。JVMDエンジンとJVMDエージェント(Oracle Management Servicesの組込みコンポーネント)間の通信は、セキュア(SSL)または非セキュア接続が可能です。

WebLogicドメインにJVMDエージェントをデプロイするには、「ドメイン」メニューの「診断」サブメニューから「JVMDエージェントの設定」オプションを選択します。他のJVMにJVMDエージェントをデプロイするには、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールからアクセスできる「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページからエージェントをダウンロードします。

JVMDエージェントのデプロイの詳細は、『Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』「JVM診断エージェントのインストール」を参照してください。