BI Publisherを使用したService Busレポートの生成

Enterprise Managerを使用すると、BI Publisher EnterpriseレポートでService Busレポートを印刷できます。Oracle Business Intelligence(BI)Publisherは、高度にフォーマットされたドキュメントを作成、管理および配布するためのエンタープライズ・レポート・ソリューションです。Oracle BI Publisherでは、既存のインフラストラクチャを活用するカスタム・レポート作成アプリケーションを構築することもできます。レポートは、使い慣れたデスクトップ製品を使用して設計でき、オンライン表示や広範囲な宛先へのスケジュール配信に対応しています。

たとえば、Service Busサービスが一定期間に実行されていた方法を説明するService Busサービス・レポートを生成できます。このレポートには、上位5つのService Busサービスをリストするグラフと、そのすべてのサービスに関する重要なメトリックの詳細を含む表が表示されます。

次の表では、選択可能なService Bus関連レポートについて説明します。

表9-2 Service Busレポート

Service Busレポート 説明

Service Busサービス・サマリー・レポート

Service Busサービス・サマリー・レポートには、選択したサービスについて、平均レスポンス時間、開いているインスタンスの数、フォルト・インスタンスの数およびWebサービス・セキュリティ違反の数に関する情報が提供されます。Service Busサービス・サマリー・レポートには、指定期間において、選択したService Busサービスの平均レスポンス時間またはスループットに基づく上位5つのService Busサービスのグラフが表示されます。レポートは、パフォーマンス・メトリック(「平均レスポンス時間」など)や使用量メトリック(「インスタンス数」など)に基づいてソートできます。レポート・パラメータ設定の一環で、Service Busサービスをプロジェクトごとに選択できるオプションを使用したり、個々のサービスを選択したりできます。

Service Busサービス操作サマリー・レポート

Service Busサービス操作サマリー・レポートでは、選択したサービスの内部操作レベルの詳細が提供されます。レポートの詳細には、平均レスポンス時間、開いているインスタンスの数、フォルト・インスタンスの数およびWebサービス・セキュリティ違反の数などがあります。レポートは、パフォーマンス・メトリックや使用量メトリックに基づいてソートできます。レポート・パラメータ設定の一環で、Service Busサービスをプロジェクトごとに選択できるオプションを使用したり、個々のサービスを選択したりできます。

BI Publisher Enterpriseレポートを使用してService Busレポートを印刷するには、次のステップを実行します。

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「レポート」「BI Publisher Enterpriseレポート」の順にクリックします。

    Enterprise Manager Cloud Controlには、BI Publisher Enterpriseレポートのログイン・ページが表示されます。

  2. 資格証明を入力して、BI Publisherにログインします。

    BI Publisherの「エンタープライズ」ページには、最新レポート、「その他」、「お気に入り」が表示されます。このページを使用して、新規レポートの作成、レポート・ジョブの発行、その他のタスクの実行を行うことができます。

  3. 表示するレポートをクリックします。
  4. 「レポート」ページで、パラメータ・フィルタを使用して、表示するレポート構造を調整し、「リフレッシュ」をクリックします。

    ページ上部で利用できる様々な検索パラメータ(「ターゲット名」や「日付範囲」など)に基づき、フィルタを使用してService Busサービス・レポートを表示できます。同様に、「ソート基準」オプションに基づいてレポートを表示できるため、「サービス名」や「平均レスポンス時間」などを基準にレポートをソートできます。

    Service Busサービスの「レポート」タブの右上にある「リフレッシュ」アイコンをクリックすることで、レポートをいつでもリフレッシュできます。「パラメータ」アイコンをクリックすることで、検索パラメータの表示と非表示を切り替えることができます。「レポートの表示」アイコンをクリックすることで、様々な形式(HTML、PDF、RTF、Excel、PowerPoint)でレポートを表示するように選択できます。同様に、「アクション」アイコンをクリックすることで、使用可能なアクションをさらに表示できます。BI Publisherの使用の詳細は、ヘルプ・アイコンをクリックしてください。