データ・フローへのデータベース・アナリティクスの追加

データベース・アナリティクスを使用すると、異常の検出、データのクラスタ化、データのサンプリング、データのアンピボットを実行できます。データベース・アナリティクスはOracle Analyticsではなく、データベースで実行されるため、OracleデータベースまたはOracle Autonomous Data Warehouseに接続している必要があります。

データ・フロー・エディタの「データベース・アナリティクス」のステップを実行します。
開始する前に、OracleデータベースまたはOracle Autonomous Data Warehouseへの接続を作成し、それを使用してデータ・セットを作成しておきます。
  1. データ・フロー・エディタで、「ステップの追加(+)」をクリックし、「データベース・アナリティクス」を選択します。
    OracleデータベースまたはOracle Autonomous Data Warehouseに接続していない場合、「データベース・アナリティクス」オプションは表示されません。
  2. 「データベース・アナリティクスの選択」ページで関数タイプを選択し、「OK」をクリックします。
    関数タイプ 説明
    動的異常検出 モデルが事前に定義されていない入力データの異常を検出します。たとえば、普段は発生しない金融取引を強調表示できます。

    この関数を大規模なデータ・セットとともにデプロイする場合は、パフォーマンスを最大化するために、パーティション列を構成します。

    動的クラスタリング モデルが事前に定義されていない入力データをクラスタ化します。たとえば、マーケティングを目的として、顧客セグメントの特徴付けや検出を行えます。

    この関数を大規模なデータ・セットとともにデプロイする場合は、パフォーマンスを最大化するために、パーティション列を構成します。

    データのアンピボット 列に格納されているデータを行形式に入れ替えます。たとえば、各年の収益メトリック値が表示されている複数の列を、年ディメンションの値行が複数ある単一の収益列に入れ替えられます。入れ替えるメトリック列を選択して、新しい列の名前を指定します。これで、データセットの列が減り、行が増えます。
    データのサンプリング 表からサンプルのデータを一定の割合でランダムに選択します。サンプリングするデータの割合を指定します。たとえば、データの10%をランダムにサンプリングできます。
  3. 「アナリティクス操作」ペインで、操作を構成します。
    • 「出力」領域で、分析するデータ列を指定します。
    • 「パラメータ」領域で、操作のオプションを構成します。