7 ソフトウェアのアラート・メッセージ

この項では、Oracle Exadata System Softwareのアラートについて説明します。

SALRT-00001: 管理サーバーは構成ファイルを正常に書込みました。

原因: 管理サーバー(MS)は構成ファイルを正常に書込みました。

処置: 処置は必要ありません。

SALRT-00003: セルの構成チェックは正常に終了しました。

原因: セルの構成チェックは正常に実行されました。

処置: 処置は必要ありません。

SALRT-00004: 構成チェックで次の問題を検出しました: {0}。

原因: セルの構成チェック中に問題が発生しました。

処置: 構成の問題を修正してください。その後、一覧表示されているコマンドを再実行してください。

SALRT-00007: サービスCELLSRVでHugepageの割当てが正常に終了しました。

原因: Hugepageの割当てが正常に終了しました。

処置: 処置は必要ありません。

SALRT-00008: セルUSBの障害が回復しました。

原因: Oracle Exadata System SoftwareのCELLBOOT USBフラッシュ・ドライブがリストアされました。

処置: 処置は必要ありません。

SALRT-00020: [警告] USBに構成の問題があります。バックグラウンドでの修復に失敗しました。

原因: ファイル・システムまたはハードウェアの問題が原因で、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブで障害が発生しました。

処置: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを交換してください。

SALRT-00052: ソフトウェア・アップグレードにより検疫が自動的に削除されました。

原因: ソフトウェアのアップグレードにより検疫が自動的に削除されました。

処置: このメッセージは情報提供用です。処理は不要です。

SALRT-00061: ILOMが応答しなくなり、リセット・コマンドの発行後にリセットされていません。

原因: ILOMipmitool mc reset coldまたはipmitool sunoem cli reset -script /SPコマンドに応答しませんでした。

処置: ILOMの電源を入れ直すには、手動での操作が必要です。このセルまたは別のマシンからILOMに接続するには、SSHを使用します。ILOMプロンプトで、reset /SPを入力します。SSHを使用して接続できない場合は、ILOMまたはリモート・コンソールにログインしてILOMサーバーをリセットしてみてください。ログインするには、「メンテナンス」に移動し、ResetSPを選択して、ResetSPをクリックします。それでも動作しない場合は、ILOMの電源プラグを抜いてください。この処置により、サーバーおよびILOMの電源が入れ直されます。詳細は、My Oracle Supportノート1395747.1を参照してください。

SALRT-00062: ILOMが正常な状態に戻っています。

原因: ILOMが正常に応答しました。

処置: このメッセージは情報提供用です。処理は不要です。

SALRT-00081: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上の少なくとも1つの必須ファイルでチェックサムのチェックに失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。

原因: 1つ以上のファイルでチェックサム・プロセスに失敗しました。

処置: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを再作成してください。

関連項目:

フラッシュ・ドライブの再作成については、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを使用したレスキューの実行を参照してください
SALRT-00082: Grub構成ファイルの検証に失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。

原因: 構成ファイルの検証に失敗しました。

処置: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを再作成してください。

関連項目:

フラッシュ・ドライブの再作成については、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを使用したレスキューの実行を参照してください
SALRT-00083: Grub構成ファイルの検証に失敗しました。/var/log/cellos/checkdeveachboot.logで詳細を参照してください。失敗したファイルはgrub/grub.confです。

原因: 構成ファイルの検証に失敗しました。

処置: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを再作成してください。

関連項目:

フラッシュ・ドライブの再作成については、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを使用したレスキューの実行を参照してください
SALRT-00084: チェックサム・リスト・ファイル/checksums_cellboot_usb_files.txtがCELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上にありません。

原因: チェックサム・リスト・ファイルがCELLBOOT USBフラッシュ・ドライブ上にありませんでした。

処置: CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを再作成してください。

関連項目:

フラッシュ・ドライブの再作成については、CELLBOOT USBフラッシュ・ドライブを使用したレスキューの実行を参照してください
SALRT-00087: フラッシュ・キャッシュ・モードで構成の矛盾が見つかりません。

原因: フラッシュ・キャッシュ・モードの設定に矛盾が見つかりませんでした。

処置: このメッセージは情報提供用です。処理は不要です。

SALRT-00088: カーネルがクラッシュしたため、システムが再起動されました。

原因: カーネルのクラッシュが原因でシステムが再起動されました。

処置: クラッシュのコア・ファイルは{0}にあります。サポートが必要な場合は、Oracleサポート・サービスにコア・ファイルを提供してください。

SALRT-00089: メタデータが破損しているため、デバイス{1}のセル・ディスク{0}を使用できません。

原因: セル・ディスクのメタデータの破損が検出されました。

処置: セル・ディスクは、メタデータが破損しているため使用できません。セル・ディスクを削除して再作成するか、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。

SALRT-00090: セル・ディスクのメタデータの破損が修正されています。

原因: セル・ディスクのメタデータの破損が修正されました。

処置: このメッセージは情報提供用です。処理は不要です。

SALRT-00105: 更新{0}のダウンロードに失敗しました。

原因: スケジュールされたソフトウェア更新では、store属性で指定された場所からソフトウェア更新ファイルをダウンロードできませんでした。

処置: ダウンロード・サーバーの問題を修正して、SoftwareUpdate store属性のURLが有効であることを確認してください。

SALRT-00107: 更新{0}の前提条件チェックに失敗しました。

原因: スケジュールしたソフトウェア更新の前提条件チェックに失敗しました。

処置: 添付されたログ・ファイルに示した問題を修正してから、CellCLIコマンドALTER SOFTWAREUPDATE VALIDATE PREREQを実行してください。これらの問題が修正されていることを確認してください。

関連項目:

ALTER SOFTWAREUPDATE
SALRT-00109: {0}のソフトウェア更新に失敗しました。

原因: スケジュールしたソフトウェア更新に失敗しました。

処置: 添付したログ・ファイルに示した問題を修正してください。コマンドALTER SOFTWAREUPDATE UPGRADEを実行して、これらの問題が修正されたことを確認してください。

関連項目:

ALTER SOFTWAREUPDATE
SALRT-00110: {0}のソフトウェア更新に成功しました。

原因:スケジュールされたソフトウェア更新に成功しました。

処置: このメッセージは情報提供用です。処理は不要です。

SALRT-00111: {0}上のASR Managerがアクセス不能である、診断パッケージの自動アップロードをサポートしていない、HTTPレシーバが有効になっていない、または{1}上のSNMPサブスクライバが正しく構成されていないため、サービス・リクエストの診断パッケージは自動的にアップロードされません。

原因: サービス・リクエストの診断パッケージは自動的にはアップロードされません。

処置: {0}上のOracle ASR Managerが稼働中であること、ソフトウェアのバージョンがOracle ASR Managerリリース5.7以降であること、HTTP受信者が有効になっていること、および{1}上の対応するSNMPサブスクライバのasrmPortが{0}上のHTTPポートと同じであることを確認してください。

SALRT-00112: サービス・リクエストの診断パッケージが自動的にアップロードされます。

原因: サービス・リクエストの診断パッケージが自動的にアップロードされます。

処置: これは情報メッセージです。処置は必要ありません。

SALRT-00113: キャッシュの移入中にセル・オフロード・サーバーがクラッシュしたため、データベース{0}がインメモリー列キャッシュの移入から隔離されるようになりました。

原因: インメモリー列キャッシュの移入隔離がデータベース{0}に対して追加されました。

処置: Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

SALRT-00114: キャッシュの移入中に複数のデータベースのセル・オフロード・サーバーがクラッシュしたため、すべてのデータベースがインメモリー列キャッシュの移入から隔離されるようになりました。

原因: インメモリー列キャッシュの移入は、すべてのデータベースで無効になりました。

処置: Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

SALRT-00115: データベース{0}に対するインメモリー列キャッシュの移入隔離が削除されました。その結果、そのデータベースに対してインメモリー列キャッシュの移入が有効になりました。

原因: データベース{0}に対してインメモリー列キャッシュの移入隔離が削除されました。

処置: 情報メッセージです。

SALRT-00116: すべてのデータベースに対するインメモリー列キャッシュの移入隔離が削除されました。ただし、この操作では、個別のデータベースに対して存在する可能性があるデータベース隔離は削除されません。

原因: すべてのデータベースに対してインメモリー列キャッシュの移入隔離が削除されました。

処置: 情報メッセージです。

SALRT-00119: {0}ファイルには、httpsAccess属性に対して破損した{1}の値が含まれます。

原因: {0}ファイルに、破損しているhttpsAccess属性値{1}が含まれています。

処置: セキュリティ上の理由から、httpsAccess値はNONEにリセットされました。ALTER {CELL | DBSERVER}コマンドを使用してこの値を変更してください。

{1}ファイルを手動で変更することで値が破損したことが疑われるため、他の属性も影響を受ける可能性があります。

Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

関連項目:

ALTER CELLまたはALTER DBSERVER
SALRT-00120: {0}ファイル内のhttpsAccess属性に見つかった値{1}は、アクセス制御リストに対する{2}の最大サイズ制限を超えています。

原因: {0}ファイル内のhttpsAccess属性で見つかった値{1}が、アクセス制御リストの最大サイズ制限{2}を超えています。

処置: セキュリティ上の理由から、httpsAccess値はNONEにリセットされました。ALTER DBSERVER またはALTER CELLコマンドを使用してこの値を変更してください。

{1}ファイルを手動で変更することで値が破損したことが疑われるため、他の属性も影響を受ける可能性があります。

Oracleサポート・サービスに連絡してください。

関連項目:

ALTER CELLまたはALTER DBSERVER
SALRT-00121: 非同期DRAMリフレッシュに失敗したため、メモリー・コントローラからPMEMセルディスク{0}へのデータのフラッシュに失敗しました。

原因: 非同期DRAMリフレッシュがPMEMセル・ディスク{0}で失敗しました。

処置: PMEMセル・ディスク{0}上のデータは不整合な状態にあるため、ディスクは削除され、再作成されました。これ以外のアクションは必要ありません。

SALRT-00124: PMEMセルディスク{0}でメディア・エラーを検出しました。

原因: PMEMセル・ディスク{0}でメディア・エラーを検出しました。

処置: PMEMセル・ディスク{0}上のデータは不整合な状態にあるため、ディスクは削除され、再作成されました。これ以外のアクションは必要ありません。

SALRT-10050: Oracleサポートに連絡してください。

原因: このアラートは、前のエラー・メッセージまたはアラートに関連付けられています。

処置: Oracleサポート・サービスに問い合せてください。

SALRT-10051: Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)により、このシステム上のソフトウェアへの潜在的な変更が検出されました。変更は/var/log/aide/aide.logにあります。サマリー: 合計ファイル数: 44802、追加されたファイルの数: 4、削除されたファイルの数: 0、変更されたファイルの数: 4

原因: Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)違反が発生しました。

処置: aide.logファイルを確認し、変更が必要かどうかを判断してください。変更が必要な場合は、ルートとしてログインして実行することにより新しい侵入検出データベースを再生成すると、このアラートをクリアできます

# /opt/oracle.SupportTools/exadataAIDE -u

AIDEによってデータベースが更新され、アラートがクリアされます。変更が必要でない場合、システムまたはセキュリティ管理者は、考えられる侵入として変更を調査する必要があります。

SALRT-10052: Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)違反がクリアされました。

原因: Advanced Intrusion Detection Environment (AIDE)違反がクリアされました。

処置: 情報メッセージです。