A インストールのクイック・リファレンス
これはインストール・ステップの説明を要約したもので、以前にリリースをインストールしたことがある場合や、ステップの詳細な説明が不要である場合に役立ちます。詳細な手順は、ガイドの本文を参照してください。
再起動について
Hadoop側:
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インストールによってCloudera Configuration Manager (またはAmbari)が再起動される可能性があります。これ自体では、どのサービスも中断されません。
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Hive、YARN、およびHiveまたはYARN上で依存関係を持つその他のサービス(Impalaなど)は再起動されます。
Oracle Big Data SQL JARを含めるため、Hiveのlibrariesパラメータが更新されます。ClouderaインストールでYARN Resource Managerが有効な場合は、Oracle Big Data SQLおよび他のHadoopサービスのcgroupメモリー制限を設定するために再起動されます。Oracle Big Data Applianceでは、YARN Resource Managerは常に有効であるため、常に再起動されます。
データベース側:
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Gridインフラストラクチャが存在する場合は、これを再起動する必要があります。システムでGridが使用されている場合は、再起動が必要になる場合に備えてGridユーザーの資格証明を手元に用意しておく必要があります
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Linuxユーザーgridとoracle (またはその他のデータベース所有者)は、両方とも同じグループ(通常は
oinstall
)に属している必要があります。
表A-1 前提条件およびパッチのチェック
ステップ | 詳細情報 |
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1.HadoopとOracle Databaseシステムの両方で前提条件をチェックします。(いずれかが欠落している場合はインストールによって警告が表示されます。) |
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2.最新のデータベース・プロアクティブ・バンドル・パッチが、この製品に必要な個別パッチとともにデータベースにインストールされていることを確認します。
ノート: データベース・プロアクティブ・バンドル・パッチは、パッチ・セット更新とは異なります。必要なパッチの詳細は、『Master Compatibility Matrix』を参照してください。 |
My Oracle Supportの『Oracle Big Data SQL Master Compatibility Matrix』(Doc ID 2119369.1) |
3.データベース・サーバーで、 |
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4.欠落しているパッチをインストールする前に、データベースおよびリスナーが停止していることを確認します。 |
Oracle Softwareの管理およびパッチの適用に関する項(『Database 2日でReal Application Clustersガイド』) |
6.データベース・サーバーでパッチ・アーカイブを解凍します。次のようにしてパッチの場所まで移動して適用します。 データベース・サーバーにデータベース・ホームとGridホームの両方がある場合は、Gridホームとデータベース・ホームの両方に個別パッチを適用します。 |
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7. |
表A-2 Hadoop側のOracle Big Data SQLのインストール
ステップ | 詳細情報 |
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1.OTNまたはeDelivery (Oracle Software Delivery Cloud)からOracle Big Data SQLインストール・バンドルをダウンロードします。 |
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2.このファイルをHadoopクラスタのマスター・ノード(AmbariまたはCMが稼働中)にコピーします。これを解凍し、抽出先のディレクトリに移動します。 |
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3.構成ファイルを作成します。
変更する場合がある重要な暗黙的なデフォルト設定の一部は、
database_compatibility およびdatabase_auth_enabled です。このガイドのJaguar構成パラメータおよびコマンド・リファレンスでこれらのパラメータの説明を参照してください。
他にも使用可能な構成オプションがあります。 |
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4.次のように データベース認証用のキーを生成する場合は、
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5. |
表A-3 データベース側のOracle Big Data SQLのインストール
ステップ | 詳細情報 |
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1.データベース所有者としてログオンし、データベース側のインストール・バンドルを見つけて解凍します。 | Oracle Databaseノードでのインストール・ステップ |
2.ZIPファイルから抽出された.run ファイルを実行します。
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3.$ORACLE_HOME/BDSJaguar-4.1.0 に移動して、.run ファイルで作成されたインストール・ディレクトリを探します。ディレクトリ名は、インストール・バンドルの生成元のクラスタ、ノードおよびドメインを示しています。ディレクトリに移動し、インストーラを実行します。
このコマンドにはパラメータがいくつか必要になる場合があります。 |
bds-database-install.shのコマンドライン・パラメータ・リファレンス |
構成でdatabase_auth_enabled
またはimpersonation_enabled
、あるいはその両方がtrue
に設定されている場合は、次の表のステップを実行します。
表A-4 データベース認証やマルチユーザー認可の構成を完了するためのその他のステップ
ステップ | 詳細情報 |
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1.データベース認証またはマルチユーザー認可、あるいはその両方が有効である場合、データベース側のインストールによってZIPファイルが生成されます。インストール・ディレクトリでこのファイルを探して、Hadoopクラスタ管理サーバー上の次に示したパスにコピーします。
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Oracle Databaseノードでのインストール・ステップ |
2.root としてHadoopクラスタ管理サーバーにログオンし、データベース確認応答操作を実行します。
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表A-5 ユーザーの作成およびマルチユーザー認可のマッピングの設定
アクション | 詳細情報 |
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1.ユーザー・アクセスを付与するには、次の手順を実行します。
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2.マルチユーザー認可機能によるHadoopアクセスをユーザーに付与するには、DBMS_BDSQL PL/SQLパッケージの次のプロシージャを使用します。
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DBMS_BDSQL PL/SQLパッケージに関する項 |
関連項目
次のワークフロー図は、インストール・プロセス全体の概要を視覚的に示したものと、データベース認証の設定を完了するために必要なステップをクローズアップしたものです。
このガイドの次の2つの項では、有用なコード例を示しています。