Oracle Big Data SQL 4.1での変更点
Oracle Big Data SQL 4.1での新機能と変更点は次のとおりです。
Oracle SQL Access to Kafka
Oracle SQL Access to Kafkaを使用すると、Oracle外部表でKafkaトピックからデータを問い合せることができます。この機能により、Hiveメタデータを必要とせずに、Kafkaデータの問合せおよびOracle Database表内のデータとの結合が可能です。Oracle SQL Access to Kafkaを参照してください。
オブジェクト・ストア・リーダーの機能拡張
ORACLE_BIGDATAドライバが次のように更新されています。
- Apache ORCファイル形式のサポート。オブジェクト・ストア・アクセス用のOracle外部表の作成
- ORC、ParquetおよびAvroでの複合データ型のサポート。
この機能は、Hadoopでサポートされていましたが、ORACLE_BIGDATAでサポートされるようになりました。オブジェクト・ストア・アクセス用のOracle外部表の作成を参照してください。
- テキスト・ドライバの機能拡張
テキストベースの新しいアクセス・パラメータを使用可能です。ORACLE_BIGDATAアクセス・パラメータを参照してください。
MicrosoftのAzure Blob Object Storageのサポート
このリリースでは、MicrosoftのAzure Blob Storageがサポートされています。ORACLE_BIGDATAドライバは、Azure Blobストレージに格納されたデータにマップされる外部表の作成をサポートするように拡張されました。オブジェクト・ストア・アクセス用のOracle外部表の作成を参照してください。
Oracle Database 19cのサポート
注意:
Oracle Database 12.1システム上のBig Data SQLインストールでは、Sentryはサポートされていません。- ハイブリッド・パーティション表(HPT)
情報ライフサイクル管理: Oracle Database内およびHadoop内のデータへのハイブリッド・アクセスを参照してください。
- インメモリー外部表
Oracle DatabaseデータベースIn-Memoryガイド 19cのインメモリー外部表を参照してください。
インストーラの改善
- 代替Kerberosプリンシパル
Big Data SQLインストール・リリース4.1のデータベース側では、データベース所有者以外のユーザーのプリンシパルを介したKerberos認証がサポートされています。--alternate-principalパラメータについては、Oracle Big Data SQLインストレーション・ガイドのbds-database-install.shコマンドライン・パラメータ・リファレンスで説明しています。
- Cloudera Enterprise 6リリース(CDH 6)用の代替リポジトリ
CDH 6システムでのみ、インストーラでデータベース側でのOracle Big Data SQLインストールの完了に必要なHadoop、HiveおよびHBaseクライアントを取得するために、任意のリポジトリを指定できるようになりました。--alternate-repoパラメータについては、Oracle Big Data SQLインストレーション・ガイドのbds-database-install.shコマンドライン・パラメータ・リファレンスで説明しています。
- デフォルト以外のHiveおよびHadoop所有者およびグループのサポート
リリース4.1には、HDFSおよびHiveデーモンのユーザーまたはグループ(あるいはその両方)がデフォルトから変更されている場合に正しいユーザーまたはグループを識別するための新しいJaguar構成パラメータが含まれています。Oracle Big Data SQLインストレーション・ガイドのJaguar構成パラメータおよびコマンド・リファレンスで「hadoop_ids」を参照してください。