1 ライセンス情報
このドキュメントでは、Oracle Key Vaultのライセンス情報について説明します。
1.1 Oracle Key Vaultのライセンス取得方法
Oracle Key Vaultは次のコンポーネントで構成されます。
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Oracle Key Vaultサーバー
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Oracle Key Vault
okvutil
コマンドライン・ユーティリティ -
Oracle Key Vault PKCS#11ライブラリ
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Oracle Key Vault管理コンソール
ライセンス取得は、Oracle Key Vaultサーバーのインストール単位で行われ、プロセッサ・コスト単位では行われません。Oracle Key Vaultサーバーに接続するエンドポイントの数についてライセンスの制限はありません。このライセンスには、Oracle Key Vaultスタック全体に対する使用制限付きライセンスが含まれています。
高可用性とネットワーク・トポロジーの目的のため、プライマリ・サーバーとスタンバイ・サーバーとしてOracle Key Vaultサーバーをペアでデプロイできます。これは、クラシック高可用性構成として知られます。
高可用性とネットワーク・トポロジーの目的のため、マルチマスター・クラスタ内のノードとして2台以上のOracle Key Vaultサーバーをデプロイできます。マルチマスター・クラスタは16ノードまでに制限されています。クラシック高可用性構成とマルチマスター・クラスタを一緒に使用することはできません。
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1.2 使用制限付きライセンス
Oracle Key Vaultは、Oracle Linux、Oracle DatabaseおよびOracle GoldenGateの埋込みコンポーネントを含むフルスタック・ソフトウェア・アプライアンスです。これらのコンポーネントには、次の使用制限付きライセンスがあります。
- Oracle Linuxは、Oracle Key Vaultによる使用に対してのみライセンスがあり、その他の目的のために使用またはデプロイすることはできません。
- Oracle Databaseは、Oracle Database Enterprise Editionおよび次のOracle Databaseオプションに対してのみライセンスがあります: Oracle Advanced Security、Oracle Advanced CompressionおよびOracle Database Vault。データベースおよび追加オプションは、Oracle Key Vaultによる使用に対してのみライセンスがあり、その他の目的のために使用またはデプロイすることはできません。
- Oracle GoldenGateは、Oracle Key Vaultノード間のレプリケーションのサポートに対してのみライセンスがあります。
これらのコンポーネントをこの項に示した目的以外に使用する必要がある場合は、適切なライセンスを購入する必要があります。
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1.3 サードパーティのライセンスについて
Oracle Databaseライセンス情報ユーザー・マニュアルのOracle Databaseに関するサードパーティの通知やライセンスおよびオープン・ソース・ソフトウェア・ライセンス・テキストのサードパーティのライセンス情報がOracle Key Vaultに適用されます。Oracle Linuxで提供されるライセンス通知に含まれるサードパーティのライセンス情報は、Oracle Key Vaultに適用されます。
Oracleからバイナリ形式で受け取るサードパーティ・テクノロジについては、バイナリのソース・コードを受け取る権利を付与するオープン・ソース・ライセンスの下でライセンスがある場合は、適切なソース・コードのコピーを次のページから取得できます。
http://www.oracle.com/goto/opensourcecode
バイナリでテクノロジのソース・コードが提供されなかった場合は、次の宛先にリクエストを送信することにより、物理メディア上のソース・コードのコピーを受け取ることもできます。
- Oracle America, Inc.
- Attn: Associate General Counsel
- Development and Engineering Legal
- 500 Oracle Parkway, 10th Floor
- Redwood Shores, CA 94065
または、次のフォームを使用してオラクル社に電子メールを送信できます。
リクエストには次の情報を含める必要があります。
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ソース・コードをリクエストするコンポーネントまたはバイナリ・ファイルの名前
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バイナリが含まれるOracle製品の名前およびバージョン番号
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Oracle製品を受け取った日付
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自分の名前
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会社名(該当する場合)
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返信の郵送先住所と電子メール・アドレス、および
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連絡が必要な場合の電話番号
物理メディアおよび処理のコストをまかなうため、料金を請求する場合があります。リクエストは、(i)リクエストの対象となるコンポーネントまたはバイナリ・ファイルが含まれるOracle製品を受け取った日から3年以内に、または(ii) GPL v3の下でライセンスがあるコードの場合は、その製品モデルに対してオラクル社が予備の部品または顧客サポートを提供している間は、送信する必要があります。
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