プロキシ・サーバーの使用方法

プロキシ・サーバーは、node.js表ドライバからのネットワーク・トラフィックを受け入れ、Oracle NoSQL Databaseストアが理解できるリクエストに変換してから、変換したリクエストをストアに転送するJavaアプリケーションです。プロキシは、ストアのレスポンスを解釈し、それらをクライアントに転送する逆変換サービスも提供します。

プロキシ・サーバーは、ネットワーク・アクセス可能な任意のマシンで実行できます。リソース要件は最小限で、多くの場合、クライアント・ノードが実行されているのと同じマシンで実行できます。

node.jsクライアントがストアにアクセスするには、プロキシ・サーバーが実行されている必要があります。java -cpコマンド・ライン・オプションを使用するかCLASSPATH環境変数を使用することで、クラス・パスに次のjarファイルが設定されている必要があります。

  • kvclient.jar

  • kvproxy.jar

注意:

プロキシ・サーバー、kvclientおよびそれらの依存関係は、MODULE_INSTALL/node_modules/nosqldb_oraclejs/kvproxyディレクトリにあります。

プロキシ・サーバー自体は、oracle.kv.proxy.KVProxyコマンドを使用して起動します。少なくとも、プロキシ・サーバーの起動時には次の情報が必要です。

  • -helper-hosts

    プロキシ・サーバーがストアへの接続に使用できるOracle NoSQL Databaseストレージ・ノードを表す1つ以上のホスト:ポート・ペアのリスト。ここで指定するホスト名は、DNSまたはローカルの/etc/hostsファイルを使用して解決可能である必要があります。

  • -port

    クライアント・コードがプロキシ・サーバーのこのインスタンスに接続できるポート。

  • -store

    プロキシ・サーバーが接続するストアの名前。

他の一連のコマンド・ライン・オプションを使用できます。特に、安全なストアでプロキシ・サーバーを使用している場合は、プロキシ・サーバーに認証情報を提供する必要があります。(プロキシ・サーバー自体は、単一のユーザー資格証明を使用して単一のストアに接続することに注意してください。複数のストアまたはユーザーが必要な場合は、複数のプロキシ・サーバーを使用する必要があります。)また、プロキシ・サーバーにストア名を識別することが必要になる可能性があります。プロキシ・サーバーとそのコマンド・ライン・オプションの詳細な説明は、プロキシ・サーバー・リファレンスを参照してください。

このガイドで提供している例は、デフォルト値で起動されたkvliteインスタンスに接続しているプロキシ・サーバーで動作するように作成されています。 kvclient.jarおよびkvproxy.jarファイルの場所は、CLASSPATH環境変数を使用して提供されています。 プロキシ・サーバーの起動に使用したコマンド・ライン・コールは次のとおりです。

nohup java oracle.kv.proxy.KVProxy -port 7010 \
-helper-hosts localhost:5000 -store kvstore

kvliteの使用方法は、Oracle KVLiteの概要を参照してください。