concat関数

構文

returnvalue concat (source,[source*])

source ::= any*
returnvalue ::= boolean

セマンティクス

concat関数は、arg2と連結されたarg1を返します。arg1とarg2はどちらもanyデータ型にすることができます。

source
文字列を取得するために結合される入力値。この引数は、一連の文字列に暗黙的にキャストされます。
returnvalue

文字列オペランドを指定された順序で結合することによって作成された文字列を返します。

引数のいずれかが順序の場合、すべての項目は順序に出現する順序で結果に連結されます。

すべての引数が空の順序である場合は、空の順序が返されます。

すべての引数がNULLの場合、NULLが返されます。これは、すべての引数がNULLでないかぎり、連結時にNULL引数が空の文字列に変換されるためです(この場合、結果はNULLになります)。そのためNULLは、複数のNULL値を連結した場合にのみ発生します。

注意:

サービスのセキュリティ/拒否の理由から、返される文字列の最大文字数は、文字でSTRING_MAX_SIZE = 2^18 - 1 (つまり、512kb)より小さくなります。文字数がこの数を超えると、実行時問合せ例外がスローされます。

例11-6 concat関数

この例では、id、firstnameおよびlastnameを1つの文字列に結合し、出力を提供します。idは整数型であり、文字列値に連結されていることに注意してください。

SELECT concat(id, firstname, lastname) AS name FROM users;
 +-------------+
 |    name     |
 +-------------+
 | 10JohnSmith |
 | 30PeterPaul |
 | 20MaryAnn   |
 +-------------+