ODP.NET Coreクラスの使用

開発者は、OracleConfigurationクラスおよびEntity Framework Coreのその他のODP.NET Coreクラスを使用して、TNS ADMINの場所やトレース設定などのODP.NET Core固有の機能にアクセスできます。

ODP.NET Coreアセンブリは、Oracle.EntityFrameworkCoreとの依存関係があるため、Oracle EF Coreプロジェクトにすでに含まれています。通常、開発者はODP.NET Coreネームスペースをプロジェクトに追加します。

// C#
using Oracle.ManagedDataAccess.Client;

次に、任意のOracleConfigurationプロパティ設定を追加します。ODP.NET接続をオープンする前にOracleConfiguration設定を行う必要があるため、これらのプロパティはEF Coreコードの前に設定する必要があります。次の例では、トレースを有効にし、アプリケーションのtnsnames.oraおよびsqlnet.oraファイルが含まれるTNS ADMINの場所を設定します。

// C#
static void Main(string[] args)
{
    OracleConfiguration.TraceFileLocation = @"D:\traces";
    OracleConfiguration.TraceLevel = 7;
    OracleConfiguration.TnsAdmin = @"D:\tnsadmin";

    <Start Entity Framework Core code>
}

Oracle EF Coreアプリケーションでは、ODP.NET Coreで使用可能なすべてのプロパティと動作を使用できます。