情報およびファイルのパッケージ化

diagnostics setupを完了した後、diagnostics collectツールを使用して、たとえばOracle Supportに送信できるようにするために重要情報およびファイルをパッケージ化できます。

このコマンドの使用方法は、次のとおりです。

diagnostics collect -logfiles
[-host <host name of a SN in topology>]
[-port <registry port of a SN in topology>]
[-sshusername <SSH username>]
[-username <store username>]
[-security <security-file-path>]
[-configdir <location of Storage Node target file>]
[-savedir <destination directory for log files>]
[-nocompress] 

説明:

  • -logfiles

    KVStoreのログ・ファイルを収集し、圧縮ファイルにパッケージするために指定します。これらのファイルは、makebootconfigファイルの実行時に指定された内容に応じて、KVROOTディレクトリまたはrnlogdirディレクトリに含まれます。

    注意:

    古いサーバーでは、je.[info, config, stat]ファイルは引き続き環境ディレクトリに含まれます。

    すべてのホストするマシンおよびクライアント・マシンに使用可能なディスク領域が必要です。使用可能なディスク領域が不足している場合には、エラー・メッセージがプロンプト表示されます。ログ・ファイルは複雑な問題を分析するのに役立ちます。

  • -host

    ストレージ・ノードのホストを指定します。指定された場合、sn-target-listを更新するために、最初にdiagnostics setupを実行する必要なく、実行中のトポロジを検出します。-portとともに指定する必要があります。

  • -port

    ストレージ・ノードのホストを指定します。指定された場合、sn-target-listを更新するために、最初にdiagnostics setupを実行する必要なく、実行中のトポロジを検出します。-hostとともに指定する必要があります。

  • -sshusername

    ストレージ・ノードにログオンするためのSSHユーザー名を指定します。

  • -username

    セキュア・デプロイメントのようにログオンするために、ユーザー名を指定します。

  • -security

    セキュア・デプロイメントで、セキュリティ・ファイルへのパスを指定します。セキュアなストアで指定していない場合、sn-target-listの更新が失敗します。

  • -configdir

    sn-target-listを含むディレクトリを指定します。フラグを指定しない場合、デフォルトのディレクトリは作業ディレクトリです。

  • -savedir

    すべてのログ・ファイルを含めるディレクトリのパスを指定するために、オプションで使用します。フラグを指定しない場合、デフォルトのディレクトリは作業ディレクトリです。

  • -nocompress

    ログ・ファイルを圧縮せずに、直接コピーすることを指定します。ログ・ファイル・サイズが大きい場合、コピーに時間がかかる場合があります。-nocompressは、リモート・サーバーにunzipツールがない場合、または圧縮モードでエラーが発生する場合に使用します。