IDENTITY列を含む表への行の書込み

C#クライアント・コードを使用してIDENTITY列を含む表に新しい行を書き込むことができます。

IDENTITY列を含む表を作成するには、IDENTITY列を含む表の作成を参照してください。

store.CreateRow()を使用して、空の表の行を作成します。store.Put()メソッドを使用して、表に行を移入します。次に、row.Get()メソッドを使用して、生成されたアイデンティティ値を取得します。

次の例では、C#ドライバ・コードを使用してIDENTITY列を含む表にデータを書き込む方法について説明します(簡潔にするために、ストア接続はスキップしています)。

public static void putIdentityRow(IKVStore store, String tableName, String name) {
    IRow row = store.CreateRow(tableName);
    row["name"] = name;
    store.Put(row);
    int returnid = row.Get("id", Convert.ToInt32);
    Console.WriteLine("Identity Row: " + returnid);
}

注意:

Oracle NoSQLデータベース内のNUMBER型の列は、C#のDECIMAL型にマップされます。したがって、C#ドライバでは、NUMBER型のアイデンティティ値は、C#のDECIMALが表すことができる範囲に限定されます。これは、おおよそ1.0 x 10^-28から7.9228 x 10^28までです。