ネームスペースの作成

1つ以上のネームスペースをストアに追加できます。ネームスペース内に表を作成し、ネームスペースおよび表にアクセスするための様々な権限をユーザーに付与します。セキュリティ管理者の場合は、ネームスペースへの認可アクセス権の付与で説明されているように、ネームスペースに複数の新しい権限が存在します。

新しいネームスペースを作成するには、次に示すように、任意の名前を指定してCREATE NAMESPACE DDL文を使用します。

sql-> CREATE NAMESPACE [IF NOT EXISTS] namespace_name;
すべてのネームスペース名は、表および索引と同じ制限事項を持つ標準識別子を使用します。
  • 名前は英字(aからz、AからZ)で始まる必要があります。

  • 残りの文字は英数字(aからz、AからZ、0から9)です。

  • 名前の文字には、ピリオド(.)とアンダースコア(_)を使用できます。

  • ネームスペースの名前の最大長は128文字です。

注意:

接頭辞sysは、どのネームスペースにも使用できません。sys接頭辞は予約されています。他のキーワードは制限されていません。
次に、表名のような識別子ルールを示すネームスペース構文を示します。
table_name : (namespace ':' )? id_path; 
-namespace :  id_path ; 

id_path : id (DOT id)* ; 
id : (... | ID ); 
ID : ALPHA (ALPHA | DIGIT | UNDER)* ; 
次に、SQL CLIでDDL文を使用するいくつかの例を示します。SQL CLIのSHOW NAMESPACESディレクティブには、現在存在するネームスペースがリストされます。
sql-> CREATE NAMESPACE ns1;
Statement completed successfully

sql-> CREATE NAMESPACE IF NOT EXISTS ns2;
Statement completed successfully

sql-> SHOW NAMESPACES
namespaces
  ns1
  sysdefault
  ns2