はじめに

Oracle NoSQL Databaseアプリケーションは、2種類のAPI (オリジナルのキー/値APIと表API)を使用して記述できます。 また、キー/値APIにはJavaとCがあります。表APIは、Java、C、node.js (Javascript)、PythonおよびC#で使用できます。このドキュメントでは、Javaの表APIを使用してOracle NoSQL Databaseアプリケーションを作成する方法について説明します。

注意:

表APIでは、キー/値APIにはない重要な機能が提供されるため、ほとんどのアプリケーション開発者は、表ドライバのいずれかを使用する必要があります。キー/値APIは、Oracle NoSQL Databaseの将来のリリースでは拡張されなくなります。

このドキュメントには、Oracle NoSQL Databaseの概念、データ・スキーマに関する考察および初歩的なプログラミング例が含まれています。

このドキュメントは、Oracle NoSQL Databaseアプリケーションの記述を担当するソフトウェア・エンジニアを対象としています。

この本で使用される表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

クラス名は、method namesのように固定幅フォントで表します。 たとえば、「KVStoreConfig()コンストラクタはKVStoreConfigクラス・オブジェクトを返します」のようになります。

変数または非リテラル・テキストは、イタリック体で表します。たとえば、「KVHOMEディレクトリに移動します」のようになります。

プログラム例は、網掛けの背景に固定幅フォントで示します。次に例を示します。

import oracle.kv.KVStore;
import oracle.kv.KVStoreConfig;  

...

KVStoreConfig kconfig = new KVStoreConfig("exampleStore", 
    "node1.example.org:5088, node2.example.org:4129");
KVStore kvstore = null;

ある章のプログラミング例が次の章で更新される場合もあります。このような場合、新しいコードは、固定幅の太字フォントで示します。次に例を示します。

import oracle.kv.KVStore;
import oracle.kv.KVStoreConfig;  
import oracle.kv.KVStoreFactory;

...

KVStoreConfig kconfig = new KVStoreConfig("exampleStore", 
    "node1.example.org:5088, node2.example.org:4129");
KVStore kvstore = null;

try {
    kvstore = KVStoreFactory.getStore(kconfig);
} catch (FaultException fe) {
    // Some internal error occurred. Either abort your application
    // or retry the operation.
}

注意:

最後に、特別な注意事項は、このような注意ブロックを使用して表します。