リリース20.1の新機能
IN演算子
Oracle NoSQL DatabaseのSQLにIN演算子のサポートを追加しました。IN演算子は、いくつかの等価条件の1つに一致させる便利な方法を提供します。たとえば、次の問合せを参照してください。
SELECT * FROM Foo WHERE a IN (1, 5, 4)
is equivalent to
SELECT * FROM Foo WHERE a = 1 OR a = 5 OR a = 4
型なしJSON索引
このリリースより前は、JSONドキュメント内のフィールドの索引付けには、フィールドに具体的なJSONアトミック型(integer、long、double、number、stringまたはbooleanのいずれか)が必要でした。ドキュメントによっては、索引フィールド値が宣言された型に準拠していなかった場合、索引の作成や表に対するそのドキュメントの挿入が失敗することがあります。このリリースでは、新しいanyAtomic型のサポートが、索引付けされたJSONフィールドの有効な型として追加されています。anyAtomic型で索引付けされたフィールドは、任意の有効なJSONアトミック型にでき、索引にはそのフィールドのすべての異種値が格納されます。
マルチリージョン表の一般提供
マルチリージョン表が、このリリースでいくつかの改善を受け、一般提供機能と見なされるようになりました。
新しい追加と改良:
- 既存のマルチリージョン表でリージョンを追加または削除できるようになりました。
- マルチリージョン表を1つのリージョンで削除し、関連する表を他のリージョンに残すことができます。
- 既存のマルチリージョン表でリージョンを追加または削除できるようになりました。
- マルチリージョン表を作成するときに、リモート・リージョン内の関連表を空にする必要がなくなりました。
注意:
マルチリージョン表は、現在、Enterprise Editionでのみ使用できます。